常楽院

福島県南会津町 真言宗

彼岸花

2018-09-27 | Weblog
 秋のお彼岸が過ぎ、十五夜も過ぎた。残念ながら十五夜のお月様は雨空で見ることが出来なかった。
 そして秋が深まってきた。もう少したったら木々が秋色に染まるんだろう。紅葉の山々はきれいで好きだけど、それと一緒に寒さもやってくると思うとちょっと憂鬱。
 それにしても今日は寒い、秋を通り越して初冬の気分。ストーブを出さなくちゃなー。
 
 そんな気温の中で、ダリア、コスモス、秋明菊、秋海棠などが静かに咲いている。
 そして多くは無いけど彼岸花があちらこちらに咲いている。鮮やかな赤い花です。春には葉が出ていつの間にか消えてしまっている。そして、秋のお彼岸の頃になるといつの間にか花の蕾が伸びてきて繊細な花をつける。
 ふしぎだなー 葉が伸びているときは花が無くて、花が咲く季節には葉が無い。それもちゃんとお彼岸に合わせたように咲いてくれる。
 
 
 
 彼岸花は毒だとも言う。よく墓地に咲いているのを見る。これは土葬の頃、遺体を鼠やモグラから遺体を守るためだったと聞く。
 田圃のあぜに見事に咲いている姿も良く見る。毒だったら田圃の稲に良くないんじゃないかとも思うが、稲を鼠やモグラから守るためなんだろうか?

 ほうずきもお彼岸に合わせて切り、本堂に挿しました。ほうずきの赤がちょっと暗い本堂できれいです。赤いほうずきの実の形がお灯明に似ているので、仏壇に合っているとのこと。
 地区によっては、お盆飾りにほうずきを下げる所もあるそうです。
 
 玄関にもほうずきを挿してみました。