ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

スロークッカーでジャム作りの夢

2008-01-10 11:43:51 | ときのまにまに
家内の得意料理にスロークッカーを使ったものが多い。先日、我が家の2代目のスロークッカーが遂に故障し、使えなくなってしまったので、近くの電気屋数軒を回ったが、どこにも置いていなかった。そうなると、ますます欲しくなり、関西在住の娘に頼んだところ、早速、婿殿が大阪の大型電気店で見つけ、プレゼントしてくれた。家内は大喜び。そこで問題。なぜこんなに便利な調理器が手に入りにくいのか。
早速インターネットでグーグルすると、どうやら、理由ははっきりしないが、スロークッカーは日本ではあまり売れないとのこと。ところが、欧米では人気の調理器で、これを使ったレシピも沢山あるらしい。考えてみると、日本の家庭料理にはいわゆる「煮込み料理」が少なく、煮込む場合でも、そばについていないと安心できないらしい。そうなると、煮込み時間もせいぜい2~3時間ということになり、スロークッカーよりもクイッククッカー(圧縮鍋)の方がはるかに人気が出るということになる。だいたいが、日本人はせっかちで、一日中、一つの料理に取りかかるということができないのだろう。食うことにそんなに時間をかけ、気を遣うことが、何か悪いことでもしているかのように感じるのだろうか。
このスロークッカーの良さは、スローさを極限まで延長し、しかも水分をほとんど減らさない点にある。いわゆる「焦げ付き」や「煮こぼれ」がほとんどないので、夜寝る前にスイッチを入れて、朝までほっとけばいい。むしろ、忙しい人のためにもってこいの調理器である。高い温度で煮るわけではないので電気代も知れている。特に、これを使って煮豆などを調理すると、家中に美味しい香りがただよい、それだけで幸福な気分になる。
今まで、我が家では、この調理器は家内の独占物であったが、いいレシピが見つかったので、これからはわたしもちょっとお邪魔をして、ジャム作りに挑戦したいと思っている。問題は一つだけある。それは量の問題である。少量だけ作るわけにいかない。大量に作ってしまうと、それを誰が消費するのか。これが最後に残された大問題である。それはともかく、ジャム作りに成功すれば、自家製のパンに自家製のジャムを合わせて朝食となれば一日中、豊かに気持ちで過ごせるだろう。

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