ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

三田誠広『十二使徒から読み解く人間・イエス』

2008-06-27 14:33:06 | ときのまにまに
一昨日紹介した「聖書をめぐる九の冒険」(早稲田大学文学部)の9人の著者の中に三田誠広氏が入っています。彼は、小説『僕って何』で1977年度の芥川賞受賞したれっきとした小説家で、「僕って何」という言葉は当時流行語の一つになったほどです。彼が早稲田大学出身であることは知りませんでした。しかも、早稲田の文学部で小説の書き方を教えていたということも知りませんでした。 . . . 本文を読む

頭が痛い

2008-06-26 20:33:06 | ときのまにまに
今日は朝から頭痛がひどく、耳は痛むし、目からは絶えず涙が出るはで、一日中不快でした。初めは肩こりから来ているのかと思い、整骨院に行きましたが、整骨院の先生からは脳神経科か耳鼻科に行きなさいということで、とりあえず重い腰をあげて近くの耳鼻咽喉科に出かけました。どうやら原因は、睡眠時無呼吸症候群とも関係があり、耳と鼻との空気の疎通が良くなく、外耳と内耳との圧力のバランスが崩れているとのことで、全治までにはかなり時間がかかりそうです。 . . . 本文を読む

「聖書をめぐる九の冒険」(早稲田大学文学部)

2008-06-25 17:29:51 | ときのまにまに
久しぶりに大阪に出たとき、1時間ほど自由時間ができたので、古本屋・天牛の船場店で過ごしました。天牛書店は昔は千日前店と中座の前の店(現在は元祖回る寿司元禄寿司屋になっている)にあり、高校時代にはよく来たものです。昔から、この店は古本屋としては大阪を代表する店で、店は明るく、よく整理されているので、本好きの人間には、本を眺めているだけでも楽しいものです。(写真は昔天牛書店があったところ) . . . 本文を読む

やっぱり大阪はええで

2008-06-24 14:21:48 | ときのまにまに
先週末、大阪のど真ん中、千日前のホテルで2泊した。夕食は、2回とも近くの持ち帰りの店で食料と飲み物とを仕込み、ホテルの部屋でテレビを見ながらとった。わたしたちは、だいたいどこの都市に行っても夕食はそういう食べ方をすることが多い。その方が地元の美味しいものをゆっくり味わうことができるからである。 . . . 本文を読む

親爺のこと(13) 人の本分

2008-06-19 16:44:41 | ぶんやんち
樗牛の「美的生活を論ず」という作品と親爺との関係については、5月7日と10日付の文章ですでに触れた。それがなければ、わたしは樗牛という作家について少しも興味はなかったであろう。むしろ、言葉少なかった親爺の内面に切り込むための1つの切り口として、樗牛に興味を抱いたのである。その段階では、この「美的生活を論ず」という論文は未だ謎に包まれていた。その謎を解明するために、樗牛の若き日の論文「人生終に奈何(じんせいついにいかん)」(5月9日付)を取り上げ、つづいて樗牛の唯一の小説「瀧口入道」を読み(5月26、27,28日)、樗牛の死生観を探ってきた。そして、先日、樗牛の「樋口一葉論」を取り上げ(6月18日付)、これが樗牛の「転機となった」と述べた。 . . . 本文を読む

曹洞宗龍護山千光寺(あじさい寺)

2008-06-19 11:27:26 | ときのまにまに
昨日、テレビを見ていたら久留米の千光寺の「あじさい」がきれいに咲いているというニュースを聞き、早速出かけました。久留米インターまで車で45分足らず、そこから日田方面に耳納北麓の山辺の道を15分ほど走り、山手に入ったところに「曹洞宗龍護山千光寺(あじさい寺)」はありました。 . . . 本文を読む

樗牛の「樋口一葉論」

2008-06-18 08:38:14 | ときのまにまに
樗牛は、樋口一葉の「たけくらべ」を読んで、その小説家としての才能に驚き、一種の衝撃を受け、「一葉女史の『たけくらべ』を読みて」という論説を書く。その中で、この作品は一葉の作品の中でも傑作中の傑作であると評価する。この作品の素晴らしさを一言で言うと、「其の女主人公の性格の洵に美はしく描かれたるにあり」という。樗牛は主人公美登利が、貧しく、不幸な境遇にも関わらず、けなげに、天真爛漫に生きる姿に「美しい生活」を見たのであろう。 . . . 本文を読む

栗原市耕英地区 開拓民

2008-06-17 17:14:42 | ときのまにまに
この度の岩手宮城内陸大地震の被災地、栗原市耕英地区は1947年、旧満州(現中国東北部)から帰国した開拓民が原生林を切り開き、農地を作ったと言われている。この地区の中心部には「耕英拓魂」と彫られた石碑が建ているとのこと。わたし自身も引き揚げの時の本籍地は宮城県で、ヒョッとするとわたしもここに住んでいたかも知れない。 . . . 本文を読む

脱藩官僚の政策集団の誕生

2008-06-16 14:32:49 | ときのまにまに
今朝の朝日新聞によると、中央省庁を退職し、官僚主導の政治に批判的な「脱藩官僚」が、政策集団を結成することになった、とのこと。まことに喜ばしい限りである。彼らの行動の目的は、政府が打ち出す政策を点検し、官僚による「骨抜き」をあぶり出すのが狙い、とのこと。そこがわたしたち国民の謎であった。 . . . 本文を読む

アンズジャムに挑戦

2008-06-15 17:03:31 | グルメ・料理
近くの産直市場「ホタルの里」をのぞくと、アンズの実が並んでいました。その横にアンズジャムの作り方のレシピが添えてあり、じっくり読みますと、わたしにも作れそうなので、一袋約1キロのアンズ(200円)を買って帰り、午後からテレビを見ながら、ジャム作りをいたしました。 . . . 本文を読む

佐野眞一著「甘粕正彦 乱心の曠野」(新潮社)

2008-06-12 17:32:31 | ときのまにまに
読み始めて1週間、佐野眞一著「甘粕正彦 乱心の曠野」(新潮社)をやっと読み上げました。非常に迫力があったのは、前半のアナーキスト大杉栄殺害事件の真相に迫る部分で、軍事裁判で有罪となり懲役10年の判決を受け、服役した。3年ほど獄中生活後、恩赦により出獄、結婚してフランスに留学、その後の満州での活動や、満映時代のことは、克明に描かれているだけ、ドラマティックではなく、退屈しました。 . . . 本文を読む

竹の子 真竹

2008-06-11 20:08:35 | ときのまにまに
久しぶりに、福間の「ふれあい広場(産直市場)」に出かけました。店内をまわり、驚きました。野菜売り場のかなりの棚に、細い竹の子の茹でたのが山積みにされているではありませんか。先日、別な産直の店で、「珍しい」と思って買って帰った「真竹」です。昨日の夕食で調理された真竹はとても柔らかくて美味しかったことを思い出して、今日もまた買いました。 . . . 本文を読む