ハロウィンは、11月1日の諸聖徒日(All Saints\' Day)──すべての聖者のために祈りを捧げる日──の前夜祭である。 . . . 本文を読む
昨日の朝日新聞の「夕陽妄語」の欄で、評論家の加藤周一氏が 「空の空 空の空なる哉(かな) 都(すべ)て空なり」という聖書の言葉を引用して面白いこと(重要なこと)を書いている。読み流してしまうのはもったいないので、記録という意味でも、ここでもう一度取り上げておく。
ここで取り上げられている聖書の言葉は旧約聖書「伝道乃書」の冒頭にある有名な言葉である。もちろんこれは1887年版の文語訳であるが、加藤氏 . . . 本文を読む
「針の先で何人の天使が踊れるか」 ということについて、大の大人がしかも一流の神学者と呼ばれていた人たちが大まじめで議論をしたという。その議論に対して、神学的議論の代表者と言ってもいい「大神学者トマス・アクイナス」は彼の代表作「神学大全」で、「天使は純粋形相であって質量を持たない。したがって天使の現れる場が 針の上だろうと大陸だろうと関係はない」と答えている、とのことである。 この話は、わたし . . . 本文を読む
すすきはなぜ晩秋なのか。初秋のすすきだって捨てたものではない。宗像市のいくつかの町を串刺しにして流れる釣川の近くの田んぼで見つけた「緑のすすき」。あまりにも美事なので、数枚撮る。すすきを透して見えるのが城山(じょうざん)。
そこで、考える。すすきに関する哲学的考察。すすきは夏でも、秋でも、変わりはない。周りが変わるのである。周りが賑やかなときには、すすきは目立たないけれど、周りが枯れて、倒れて、見 . . . 本文を読む
稲穂を見ていると何となく落ち着く。「あぁ、今年も大丈夫だな。ご飯が食べれる」、という感じです。わたしの食生活を見ていると(他人事のようでヘンですが)、米のご飯を中心にして、その美味しさが計られているように思います。ビフテキでも、カレーでも、刺身でも、焼魚にしても、ご飯との相性が問題です。その意味では、カレーと焼き魚は合格、ビフテキは駄目、刺身は酒か焼酎には合うが、ご飯には具合が悪い。
最近、我が家 . . . 本文を読む