ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

島原城

2009-04-30 17:56:37 | ときのまにまに
原城址を後ろにして、国道251号をさらに西に進むと、有馬のセミナリオ跡や日野江城址やいくつかのキリシタン墓地を右に見ながら通り越すと、そうめん工場が目立ち始める。このあたりは島原そうめんの本場である。そのあたりから道は自然に北の方向に曲がり、しばらく進むとむき出しの平成新山見え始める。想像以上に異様な景色で普賢岳の爆発がすごかったことを物語っている。 . . . 本文を読む

原城址に立って

2009-04-30 10:57:18 | ときのまにまに
口之津を後にして国道251号で東に向かった。この後のスケジュールは原城跡に立ち寄り、普賢岳の噴火による土石流による被災地を経過して、島原市に入り、島原城のキリシタン資料館を見学し、島原市内で昼食を取り、国道58号を通って諫早に至り、長崎道に乗って夕方には自宅に戻る。かなり強行軍なので、途中寄りたいセミナリオ跡やキリシタンの墓などがたくさんあるが、それらは今回は素通りすることとした。 . . . 本文を読む

口之津 「からゆきさん」

2009-04-30 09:41:36 | ときのまにまに
「島原半島は、有明海に対して拳固をつきだしたようにして、海面から盛り上がっている。拳固から小指だけが離れ、関節がわずかにまがって水をたたえているのが、古代からの錨地である口之津である」(司馬遼太郎『島原・天草の諸道』)。流石に司馬さんの文章は的確である。短い文章の中に口之津の風景が凝縮されている。島原半島において天然の良港といえば、口之津しかなかった、とも言う。さらに、「この『天然性』が口之津の運命に直につながっている、とも言う。 . . . 本文を読む

雲仙小地獄温泉

2009-04-29 23:43:00 | ときのまにまに
国民休暇村のスタッフに紹介された温泉は、雲仙の温泉街から少し下ったところにある雲仙小地獄温泉で、現在は国民宿舎青雲荘の外湯となっている。この温泉の歴史は古く、享保14年、(1731年)に湯治場として開かれ、かつては吉田松陰も訪れたことがあると今に伝えられている。ログハウス風の木造で、八角形の浴場が特に目を引く。浴室に入ると天井が高く、丸太などの木がふんだんに使われている。 . . . 本文を読む

長崎にて(結婚記念日)

2009-04-29 19:41:54 | ときのまにまに
今年の結婚記念日は、朝7時に家を出発し長崎に向かった。長崎には9時半に到着し大浦天主堂の近くの市営駐車場に車を預け、そこいら辺をぶらぶら散歩。聖コルベ神父記念館でロウソクを献げてきた。大浦天主堂前で写真を撮り、オランダ坂にある活水女学院に上り、10時半頃長崎聖三一教会での日本聖公会九州教区宣教150年記念礼拝に参加した。 . . . 本文を読む

東野圭吾『名探偵の呪縛』

2009-04-28 09:01:11 | ときのまにまに
東野圭吾の『名探偵の呪縛』を読み終えた。途中、退屈して中断することもあったが、ともかく何か不思議な魅力に引きずられて読み続けた。何か不思議な世界である。小説の筋というよりも、もっと根本的にこの小説を成り立たせている土台ともいうべき不思議な世界が何なのかということを解明するために読み続けた。「こちらの世界」から「あちらの世界」への移りゆきが「夢を見ている」ようで、劇的でないのが、不思議さの一つの鍵になっている。 . . . 本文を読む

東野圭吾『時生』

2009-04-25 15:23:48 | ときのまにまに
歳を取ると、その日の体調は気分に現れる。というよりも気分のいい時は体調もいいし、体調のいい時は気分もいい。どちらが先なのかはっきりしない。咳と痰がなかなか直らないので医者で薬をもらってきて飲んでいるが、そのせいか、どうも調子がよくない。一寸難しい本を読むと睡魔に襲われて先に進まない。そのためにブログも2日ほど休んでしまった。 . . . 本文を読む

宗像・浄光寺の藤

2009-04-22 16:56:11 | ときのまにまに
暖かい春の風に誘われて、宗像の道の駅近くにある浄光寺の藤を見に行ってきました。浄光寺には、樹齢300年と言われる大藤の幹が3本あります。お寺の方でも将来のことを考えてか、その他に3本ほどまだ若い幹を育てていました。藤棚の下では大勢の見物客がそれぞれ椅子に座ったりして楽しんでいました。ここの藤は密集しているせいか、甘い香りを辺り一面に漂わせていました。 . . . 本文を読む

古戦場・田原坂

2009-04-19 10:51:22 | ときのまにまに
月19日、菊池黎明教会での主日礼拝の後、田原坂(たばるさか)公園に寄ってきた。ここは西南の役、最大の激戦地跡である。明治政府は、西郷隆盛率いる薩軍に包囲されていた熊本城を支援するのために「鹿児島暴徒征討令」(明治10年2月19日)を発し、征討総督に有栖川宮親王を据え、参軍山県有朋中将を司令官として政府軍を派遣した。薩軍は政府軍が熊本城に至のを阻止するために熊本城の北部に位置する要所田原坂に陣を敷き迎え撃った。 . . . 本文を読む

太宰治『パウロの混乱』

2009-04-18 14:28:03 | ときのまにまに
説教の準備のために、太田愛人さんの『パウロからの手紙』(NHK出版)を読んでいて、太宰治が「コリント後書」(この手紙は昔はそういう言い方をしていた)について書いている興味深いエッセイを知りました。いい機会だったので、近くの図書館「宗像ユリックス」で会員手続きをして、太宰の全集からその文書をコピーしてきました。読んでいて、非常に面白いので、ノートしておきます。勝れた作家は同時に勝れた読者でもあるという見本のようなものです。 . . . 本文を読む

お袋の味噌汁は魂の糧

2009-04-15 21:26:00 | ときのまにまに
唐突ですが、今日は英語の本を紹介します。書名は『Chicken Soup for the Chiristian Soul』で副題として「101 stories to Open the Heart and Rekindle the Spirit」が付けられています。このシリーズが最初に出版されたのは1993年で、現在ではすでに5巻から6巻が出版されています。『 . . . 本文を読む

西郷隆盛最後の本陣跡

2009-04-12 20:57:50 | ときのまにまに
日本の近代化のプロセスにおいて西南戦争がもたらした歴史的意味は決して小さくない。ある意味では、この戦争において日本社会は本当の意味で武家社会の様々な因縁を克服したと言えるであろう。西郷隆盛がそこまで計算していたかは必ずしも明白ではないが、結果的に見て西郷がしたことの意味は非常に大きい。もし、この戦争(日本における最後の内戦)がなければ、その後の日本史は全然別なものになったであろう。 . . . 本文を読む

筑前秋月城跡

2009-04-11 15:57:54 | ときのまにまに
延岡への途中で朝倉の秋月城跡に立ち寄った。ちょうど前の日曜日が桜の満開であったらしく、その日には城跡で火縄銃等のでデモンストレイションが行われたりで賑やかであったとのことである。わたしたちが訪れたときにはもう既に葉桜になっていたが、流石に名城の誉れ高い秋月城の面影を残す風情があった。 . . . 本文を読む