「9」のつく日は空倶楽部の日。
立春を過ぎて以来、金沢では10℃超えの暖かい日が続き、
まるで、本当の春がやってきたようにも思えたのだが…。
観測史上最強の寒波が下りてきたとかで、一転、昨日からは真冬に逆戻り。
この寒さ、そして雪交じりの日がこの先一週間は続くようだ。
そんな折、せめて、空倶楽部だけでも冬晴れの景色を。
Sony α99 Planar 50㎜ (f/5.6 , 1/640sec , ISO100)
毎月9日はお題の日。
そして、2月のお題は「樹木と空」。
それで石川県小松市、木場潟湖畔の風景としたのだが、
この冬枯れの散歩道に、いつかの新聞のコラム欄にあった詩の情景が重なった。
きびしい冬に耐え、春を待つ気持ち──、
いや、それだけではない。
いつでも明るい将来が開けていることを指し示す、エールのような力強さを感じたのだ。
春の枝に花あり
夏の枝に葉あり
秋の枝に果あり
冬の枝に慰(なぐさめ)あり
花散りて後に
葉落ちて後に
果失せて後に
芽は枝に顕(あら)はる
内村鑑三 「寒中の木の芽」(抜粋)
外は氷点下、そして、時折り小雪も舞っているようだが、
大丈夫! 春はもうすぐそこまで来ている──。
そんな元気を与えてくれた。
光景そのままだが...。
「冬の散歩道」 サイモンとガーファンクル
Simon & Garfunkel - A Hazy Shade Of Winter
この日は冬晴れのいい風景に出逢われたのですね!
湖畔ってどうしてこうも絵になる素敵な
風景を創り出すのでしょう!
今回の記事を読んで、ヘッセの詩や泉谷しげるの
『春夏秋冬』に連想が広がりました。(バラバラ… 汗)
記憶を呼び起こして頂いたりイメージを広げて
頂いたり…、ブログ交流の醍醐味のひとつです。
「冬の散歩道」と邦訳するのは
どうなのかなぁと思っていましたが
そんなことを言い出したら
あの時代の邦訳なんて
無茶苦茶なものが山ほどありますからねぇ。
応援ぽち
素敵な散歩道ですね~。小雪がちらついていたとは思えないくらいに綺麗な空・・
樹は葉を落とす前に次の世代の準備をしています。
そう思うと一生懸命生きているんだな~
落葉しても寂しくないんだな~
って思います。
北陸では珍しい冬晴れの日
春近しを感じますね。
冬の枝になぐさめあり‥勇気をもらえる言葉です。
12月までにパンジーを植えるのですが‥
冬の厳しさに耐えたパンジーは春になると根を張り美しく咲くと言われてます。
パンジーだけじゃなく‥植物はみなそうなのでしょうね。だから‥わたしたちに感動を与えるのでしょうね。
>冬の枝に慰(なぐさめ)あり
ほんと、勇気というか希望が見えます。
寒波、関西でも寒くなっています。
ご自愛ください。
いつもとは作風が違いますね〜〜
でも、きっちりと作者の意図が見える、、、
素晴らしい一枚です。
絵画の様なエッセンスの中に春を待つ気持ちが織り込んでいるように思えました。
流石の一枚ですね〜〜
今まで知りませんでした。
柴山潟、邑知潟、河北潟など
石川県には潟湖が多いですね。
応援ぽち
私が東京にいるときに限って激寒なんて・・・
日頃の行いを反省しなくて位はいけません。
HNはサイモン由来ですが、楽曲はガーファンクルが好きという天邪鬼、またしても思い出して仕舞いました(笑)
lunayaさんも湖畔でしたね。
そして。
「湖畔」・・・確かに!
この言葉だけで情景が広がりますよね。
甥が内村鑑三が創設した高校に通っていて、
それもあって、新聞のコラム欄に目が止まった次第です。
いろんなイメージに広がっていただけたようでよかったです。
バラバラでも(笑)