引き続き當麻寺の境内から。
予想気温13℃と少し肌寒く雲の多い日となったが、
それでも時折のぞく青い空は春そのもの。
そんな境内でふと気になったもの。
以前は無かったはずだが...。
よく見ると、傘の形をしたおみくじ。
いかにも若い女性にウケそうなアイデア。
・・・そういえば!
當麻寺がJR東海のコマーシャルに取り上げられてから、
「若い女性の参拝者が増えた。」
という、ご住職の話を思い出した。
ということは、さらに若い女性の人気を集めるためのおみくじか...!?
いかにも當麻寺らしい。
と云うのも。
以前、當麻寺に脈々と受け継がれる「時代感覚」について書いた。
いかに参拝客やパトロンを増やして、時代を乗り切って来たかという話だ。
もともとは葬送を目的として創建されたが、
移り変わる時代を乗り切るためにいろいろな手を打つ。
平安末期、末法思想が蔓延する中、
「世も末」と嘆く庶民のために、仏像から曼荼羅(浄土絵図)へと本堂を鞍替えする。
また、武士の世の中になるとみれば、茶室と庭園を造り武家をパトロンとして取り込もうとする。
そうした時代感覚がいまだに受け継がれていて、
「そして今度のターゲットは若い女性か!?」
...そう考えるだけでいかにも當麻寺らしくて楽しくなってくる。
ただし、これはあくまでも當麻寺をこよなく愛した従兄の私説に私の想像を膨らませた話。
さて、あらためての境内。
境内の桜。
膨らんではいるがまだまだ蕾。
何度も訪れているとエラそうに言っているが、いまだに當麻の桜は見ていない。
・・・・・。
前回の記事に寄せられたコメントをじっくり読ませていただいた。
當麻寺をめぐる父と従兄と自分の縁について、
共感いただいたように思った。(独りよがりかもしれないが…。)
そんなイメージから思い浮かんだ曲。
Mike + The Mechanics - The living Years
父が召された朝、私はそこにはいなかった。
父に言わなければならないことがたくさんあったのに、何ひとつ伝えることができなかったんだ。
父と同じ世代になったとき、私は父の気持ちを理解できたように思った。
子供が生まれ、その産声に「こだま」するような父の声を確かに聞いたのだ。
父が生きているうちに話すべきだったといまさらながらに気づいた。
ずいぶん前になるが、テレビドラマ「ホテル」の主題曲として島田歌穂が「Friends」と題した日本語版を歌っていた。
日本語歌詞は友達を勇気づける内容に書き換えられているが、
原曲は世代を超えて語り継ぐ大切さを説く中々の感動作。
ブログランキングに参加しています。
ポチっと応援お願いします。
カップルで引いても楽しそうです^^
優しいお写真でよりいっそう可愛く見えます^^
BGM・・島田歌穂さんの歌は聞いたことがありますが、原曲はこういう意味合いだったのですね。
期待を裏切らない選曲・・さすがですね^^
私も引いてくるべきだったと、今更ながらに思っています。
何がどんなふうに書いてあったのかよく見てくればよかったです。
BGMのこと、島田歌穂さんの歌もよかったですね。
二人のこどもがドラマ「ホテル」が大好きで、その影響か、兄はホテルでブライダルの仕事をしていますし、妹のほうも結婚するまでホテルに勤めていました。
そんなことで、この曲には思い入れがあります。
傘のおみくじ、これは普通におみくじを引いて、
出た番号を伝えると、その番号の傘を渡して
下さる、と言うことでしょうか?楽しそうです!!
若い女性にウケそうな可愛らしい傘のおみくじを
考えられたことも素晴らしいけれど、それを
3色の傘にした事にさらに感心しています。
皆がおみくじを結んで吊るした風景は、単色よりも
3色の方が断然華やに、境内を彩りますものね!
またその3色の色がとても上品でいい色です。
あと、どう見ても手作業で作られたおみくじ。
お寺や地域の雇用、収益にも役立っていそうです。
変わらない事が尊いのではなく、変わる事が進化なのでも
なく、どちらであれ時代の流れの中で己の存在を
輝かせながら続いてきたもの、こと、は素晴らしいなと
思います。當麻寺、是非行ってみたくなりました!
見ました。
でもこんなに多くなかっですが・・・。
いまさらながら、おみくじ引けばよかった・・・。
後悔しています。
當麻寺、電車だと不便ですが、車だったら大阪からすぐです。
でも、法隆寺や唐招提寺などメジャーなお寺にくらべると、第一印象はかなりあか抜けないと思います。
逆に云うと素朴。人もあまりいないのでのんびりはできますけどね。
あと、境内に入るのにお金がいらないのも特典かも(^_^;)
ぜひ、どうぞ。
おみくじ、私も引きませんでした(^_^;)
どんなことが書いてあるのか、興味シンシンですね。
私だったら吊るさずに持って帰ってしまうかもしれません。
そうするとゴリヤクないのかな…?!
寺社仏閣は、レジャーの少ない昔はテーマパーク的要素が多かったと。
現代の方が、純粋に宗教に近い所での生業になっているのだと思ったりしています。
参拝客のアップという観点では基本に立ち返って真面目に取り組んでいる姿だとも感じました。
これは見たことがありません。^±^ノ
珍しいと思ったおみくじは、昔の話ですが。
半分黒く塗りつぶした丸が描かれていて、2点と下にありました。
そして、「もうすこしがんばりましよう」と全部ひらがなで書いてありました。^±^;
それは「点取り占い」だぞ!(゜Д゜)ノx±x
駄菓子屋で売ってたやつだろうがよっ!(゜Д゜)ノx±x。←しかも2点
>寺社仏閣は、レジャーの少ない昔はテーマパーク的要素が多かったと。
確かに。かつては江の島詣でがレジャーだったと聞いたことがあります。
當麻寺の参拝客確保の話。茶化したように書きましたが、私もサイモンさんと同様に考えています。
ひどいお寺になると、存続の為、国宝級の仏像を売ったという話まで聞きますから。
傘のおみくじ、今思うと引いておけばよかったです。
ただ、ここ2年続けて、正月のおみくじが末吉でいいことが書いてなかったものですから、おみくじトラウマがありました。
秋に行ったときに引いてみます。
例え、悪くても3か月ほど乗り切ればいい話ですから(笑)