すみれのことをうっかり忘れていた。
他人の孫の話などどうでもいいことだが...
長女が6月に出産した第二子のことで、
生まれたばかり、まだ名前もない時に
当ブログで紹介して、それっきりだったことを思い出したのだ。
勝手ながら当時の記事を振り返ると...。
仕事途中に産院へ寄ったこと。
そして、スマホで、それも足形だけの写真を撮ったこと。
だから、あらためて、ちゃんとしたカメラで撮ってやろう、と
思ったことなど記されていたが、
そのちゃんとしたカメラで撮ることを忘れていたのだ。
長女はすみれを連れてちょくちょく来ているそうだが、
ほとんどが平日の日中のことなので、
何か特別の機会でもなければ
私と顔を合わすことがない。
それで、すみれのことを「忘れていた」と都合よく言っているのだが
家内に言わせれば「気持ちさえあればいつでも会える」と手厳しく
つまるところ、根本の原因は私の薄情さにあるらしい。
だから罪滅ぼしでもないが、
今回がちゃんとしたカメラによる「すみれ初投稿」となる。
(くどいが、他人の孫などどうでもいい話だが...)
ところが...である。
勇んで一眼レフを持ち出したものの
とにかく、よく動く。
そこへ持ってきて、光量の乏しい家の中では
シャッタースピードも上がらない。
それで、ほとんどの写真がピンボケかブレブレ。
「そんな写真ならスマホの方がマシっ!」
家内と長女の罵声を浴びながら、右往左往しつつ、彼女と「格闘」。
そして、ようやく写真に収まってくれたのが...寝静まった後。
生まれてまだ半年。
まだまだ乳飲み子と思っていたが
その表情には徐々にあどけない子供が宿り始めているようだ。
ふと...。
孫の顔をしげしげと眺めて喜ぶ自分がおかしくなった。
そして、これを「じじバカ」というのだろう、と自嘲しながらも
長女の第一子が生まれたときに、心に刻んだ俵万智さんの歌を思い出し、
そっと胸の内で呟いてみたのだった。
バンザイの姿勢で 眠りいる吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ
そういえば昔、こんな曲もあったな...と思い出し、
タイトルを拝借させていただいた。
すみれ September Love/一風堂
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