折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

琵琶湖 春色に染まる

2016-04-30 | 近江憧憬

引き続き、春の琵琶湖から。

 

さざなみ街道。

湖北の木之本から大津まで、いくつかの県道をつなぐ琵琶湖岸道路の愛称だ。

途中、長浜や彦根の市街地を通り、

時間帯によっては渋滞に巻き込まれることから、

滋賀県の主要道路のひとつと思うが、

このあたり、長浜市の水鳥ステーション付近となると、車の通行量はめっきり少なくなる。

春の琵琶湖を楽しみながら、散歩する人、サイクリングを楽しむ人など、

のどかこの上もない風景が広がる。 

 

さらに、湖岸を北上。

奥琵琶湖付近に咲く八重桜。

 

四季折々の色が穏やかな湖面に映り、

同じ景色であってもそれぞれに楽しませてくれる。

それが琵琶湖に惹かれる理由であり、

そして今は淡いピンク、まさに春の色。

 

やがて、湖面に映る色は濃い緑へと変わり、

夏を迎えるが、それでも琵琶湖の景色はどこまでもやさしい。


なんとなくの選曲。

...どこかで聴いたことがある、そう感じていただければ幸い。

If You Don't Know Me By Now    Harold Melvin & The Blue Notes

 

邦題は「二人の絆」(ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ)

ストリングスをふんだんに取り入れた甘いメロディラインと

洗練された都会的な雰囲気が特徴のフィラデルフィア・ソウルの名曲。

 

♪ 今になっても僕のことがわからないと云うなら、

  この先、いつになってもわかりあうなんてできないよ

 

...同じ道を歩んできた二人のちょっとしたすれ違い、

なんてこともない、きわめて日常的な内容ながら、

感動的な盛り上がっていくのは、ソウルのソウルたる由縁かもしれない。

 

 

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琵琶湖 菜の花の季節 By空倶楽部

2016-04-29 | 空倶楽部

春の琵琶湖。

 

その湖畔で見つけた風景。

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

か す か な る む ぎ ぶ え

い ち め ん な の は な

 

・・・ 有名な山村暮鳥の詩の一説。

たぶん小学校の頃だと思うが、

どこか整然と繁茂する菜の花...

その光景を文字からも思い浮かべることができるようで

この詩をとても印象深く覚えている。

そして、そんな菜の花の景色と空を琵琶湖で見つけた。

 い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

ひ ば り の お し ゃ べ り

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

い ち め ん な の は な

や め る は ひ る の つ き

い ち め ん な の は な

 

こののんびりとした風景こそが琵琶湖の春。

 


春が来た...。

きわめて個人的な感覚であるが、そう感じる曲。

Crosby, Stills, Nash & Young  ♪ Teach Your Children

 

 

 

「9」のつく日は空倶楽部の日   

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ふらり

2016-04-26 | 舌づつみ

4月初めの週末のこと。

妹夫婦が白山麓の一軒宿「ふらり」に誘ってくれた。

4月とは云え、春まだ浅い山あいの地。

つくしなど春の芽吹きを楽しみながら宿へ。

 

ここは金沢市内で料理修行したご主人が7年前に開店。

古民家を再生したこじんまりとした宿で、

地元の食材を活かした料理を供したいと、

30件余りの物件の中からこの地を選んだのだとか。

過疎化が進む白山麓。その中でもさらに人家が疎らな地に「ふらり」がある。

3つばかりの部屋に食事処がこの宿のすべて。

夜ともなると静寂そのもの。

かすかに聞こえるせせらぎの中、囲炉裏を囲んで、訪れた客が和気あいあいと食事を楽しむ。

山あいの地、地元の食材と聞けば、野趣あふれる雰囲気を想像するが、

その料理はあくまでも繊細。

地酒に加えて、イワナの骨酒でさらに食が進む。

さらに、オーナー家族との楽しい会話。

飾らないおもてなしと、何もない時間のぜいたくをゆっくりと味わうことができた。

 

翌朝…。

宿の前で生長したフキノトウ。

ふらりならではの春を感じた。

 

ふらり ホームページ


なんとなくの選曲。

ジェームス・テイラーといえば…この曲。

オリジナルはキャロル・キングで数々のカヴァーもあるが、

この曲を有名にした功績はジェームス・テイラーだと思う。

 "You've got a Friend" By: James Taylor

 

 

 

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奥日光 中禅寺湖の懐かしい黄昏

2016-04-24 | オトナの遠足

奥日光、中禅寺湖。

日光を旅行するのは今回で4回目。

初めて訪れたのが小学生の夏休み。

ものごころついて初めての家族旅行だった。

豪華絢爛たる東照宮はじめ寺社仏閣の建物や細工に興味が持てるはずもなく、

ただただ、奥日光の雄大な景色のみが目に焼きついた。

2回目に訪れたのは高校生の時。

夏休み、仲の良かった友人2人と思いつきで旅に出て、

2日間、尾瀬を歩きまわったあと、バスで金精峠を超えて奥日光に入った。

日光へ入ろうと言い出したのは私で、

小学生の頃眺めた景色を2人の友人に見せてやろうと思った記憶がある。

3回目は大学時代、いろは坂を染める紅葉の記憶が鮮やかに残るが、あとは内緒。

で、今回だが、実に40年ぶりと云うことになる。

 

朝、空路東京に着き、浅草から東武特急スペーシアで日光へ。

今回は多少オトナになったということもあり、東照宮や輪王寺をゆっくり拝観するつもりだったが...。

観光サイトなどで充分に調べておけばよかった。

東照宮の陽明門が改修中。さらに輪王寺も。

境内を散策するも正直云って魅力は半減。したがって、この話は別の機会に。

そんなことで、いろは坂を登り、奥日光中禅寺湖畔に着いたのはもう黄昏時。

こどもの頃、目に焼き付けた景色がそこにあった。

標高1000メートルを超える高地。

春とは云え、男体山から吹き下ろす冷風で冬のような寒さだったが、

日暮れまでの時間、昔を思い出しながら湖畔を散策することにした。

内陸湖らしく打ち寄せる波は静かだが、もともとの組成は火山の噴火によるもの。

波打ち際に残る石にその荒々しい過去の痕跡を垣間見ることができる。

 

いちだんと寒さが増した夕暮れ時。

中禅寺湖を眺める宿のロビーで日の入りを待つ。

対岸の日光白根山の稜線を染めながら

しずかに陽が落ちていった。

40年ぶりに出会った風景は懐かしく、思い通り感慨深いものだった。


 

なんとなくの選曲はフィル・コリンズ。

ジェネシスのドラマーを経て80年代から90年代にかけて大ブレークしたと記憶している。

この時代にありがちなポップなイメージの曲が多い中、

こんなメロディアスな名曲もあった。

Phil Collins     ♪ Do you remenber

 

 

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東京、空をひとり占めにした午後   By空倶楽部

2016-04-19 | 語りかける街

週末の午後、ホテルから眺めた東京の空。

 

毎週のように仕事で来ているので、そう珍しくもないはずなのに、

高層階からの東京の街はとても新鮮に映る。

そう思うのはきっと空が広いからだと思う。

 

港区から千代田区、中央区に林立する高層ビル街。

ふだんはそのビルの谷間を行き来しながら空を見上げている。

その狭い空が、いつのまにか自分にとっての東京の空になってしまっていたようだ。

学生の頃。

東京の空は、どこからでも東京タワーや霞が関ビルが見えるほど広かった。

それが今では、東京タワーはビルの谷間で窮屈そうだし、

霞が関ビルにいたってはどれがそうなのかさえわからなくなってしまった。

けれど、ここから眺める景色はそんな学生の頃見た広い空を思い出させてくれる。

 

窓際に置いたワイングラス。

ふと、その中に東京の空が映っていることに気がついた。

広角レンズにも収まりきらないビル群と空が小さなグラスの中に閉じ込められている。

まるで、東京の空をひとり占めにしたような気分。

そんな空を眺めながら、いつもと違う東京の午後を楽しんだ。

 


なんとなくの選曲

Jackson Browne    Walls and Doors

 

 

 

「9」のつく日は空倶楽部の日   

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ティファニーで朝食を  午前十時の映画祭から

2016-04-14 | 折にふれて

「午前十時の映画祭」

毎日午前10時から、1950年から1970年代の洋画を中心に

週替わりで(時には2週に渡って)上映する企画だ。

数年前に、アメリカン・ニュー・シネマの特集があって、

この時は、(家族に云わせると)憑りつかれたように、毎週末になると出かけたものだが、

土日の朝というとサラリーマンにとっては貴重なくつろぎの時間、

いつのまにかその熱も冷めていった。

ところが、である。

先の週末の朝、なにげなく眺めた新聞の上映案内に、「ティファニーで朝食を」とある。

しかも上映期間はこの週末限り。

オードリー・ヘップバーンの大ファンとしては外せない一作。

出張明けでだらだらと時間を過ごしたい気持ちもあったが、

スクリーンで観る機会を逃すものかと、朝食もそこそこに出かけた次第。

 

Breakfast at Tiffany's Opening Scene - HQ

 

早朝のニューヨーク。

閑散とした街並み、人通りもない道を向かってくるタクシー。

やがてタクシーはティファニーの前で停まり、黒づくめのドレスのオードリー・ヘップバーンが降り立つ。

袋から取り出したパンをかじりながら、ウィンドウをしげしげと覗き込むオードリー。

そのバックに流れるのが、ヘンリー・マンシーニの名曲「ムーンリバー」。

 

50年以上も経ったとは思えないほど、このオープニングシーンは色褪せない。

さらに、このシーンがこれから始まる粋な人間模様と感動的な結末を示唆しているようにも思えて、

何度も観ているにもかかわらず、ワクワクさせてくれるのだ。

 

その内容を一言で表現するならラブ・コメディ。

作家を志す青年ポール(ジョージ・ペパード)は、女性実業家に囲われてニューヨークのとあるアパートに住むことに。

そこで出会ったのが自由奔放に生きるホリー(オードリー・ヘップバーン)。

最初はホリーの破天荒な行動に戸惑うポールも次第に彼女の魅力に惹かれていく。

紆余曲折の末、やがて愛し合うふたりだったが、

犯罪事件に巻き込まれたことをきっかけにホリーは南米へ旅立つ決心をする。

空港へ向かうタクシーの中。

南米行きをめぐり口論となったふたり。錯乱したホリーは可愛がっていた猫を土砂降りの雨の中に放りだしてしまう。

やがて、冷静さを取り戻した二人は猫を探すため雨の街へ。

ようやく猫を見つけ出したことで、ふたりは愛する心を取り戻し、

ずぶ濡れのまま抱きしめあい、口づけを交わす。 

そして、ここで再び流れるのがムーンリバー...という感動の結末。

 

 

さて、原作はトルーマン・カポーティの同名小説。

ただし、この原作は随所で映画と食い違っている。

ポールは「僕」という一人称で語られるし、ジョージ・ペパードのようにかっこよくもない。

さらには、女性実業家の愛人でもない。

また、「僕」とホリーの共通の友人ジョー・ベルは映画には登場しない。

そしてなによりも、ふたりは結ばれず、猫も行方不明のまま、ホリーは去って行ってしまう。

おそらくは、映画を観た後で原作を読んだひとがほとんどで、(自分もそう)

映画で味わったラストシーンの感動を活字でもう一度、と期待するのは当然のことだが、原作の結末はそうではなかった。

その点、むしろ原作と映画は別物と割り切った方が良いのかもしれない。

しかし一方で、原作には映画とは異なる深い味わいもある。

洒脱な会話がふんだんに盛り込まれていることがそうだし、

「またホリーに会いたい」と、読者自身に思わせるような、ちょっと感傷的な結末もそうだ。

映画にはない淡々とした結末(むしろこの結末のほうが現実っぽい)の中に感じるさわやかさ。

そんな読後感は活字の力ならではの醍醐味ではないかと思う。

 


 

例によって、折にふれての選曲。

先日、あるラジオ番組でスティービー・ワンダーの特集をやっていた。

希有のシンガーでありソングライターであることは誰でも承知しているが、

実は彼、ハーモニカの名手でもある。

彼がハーモニカで演奏に加わった、いわば裏ワザ的特集だったが、

その中で流れたのがこの曲。

 Moonriver | Henry Mancini ft. Stevie Wonder & Take 6

TAKE6のハーモニーとの豪華共演。それでいて、原曲のイメージもそのまま残している。

云わば、もうひとつの「ムーンリバー」、傑作だと思う。

 

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春の金沢 そよ風にのって

2016-04-13 | 抒情的金沢

金沢の桜、今年は例年に比べ見頃はわずかな期間だったよう。

というのも、列島を駆け抜けた暴風雨が金沢を通過したのが満開直後。

週末、桜の見ごろを楽しみにしていた宮仕えの身には恨めしい風と雨だった。

それでも、この時期の桜は全国共通の「お約束」。

気を取り直して、名所兼六園へ出かけることにした。

花見橋付近の桜風景。

曲水(園内に引き込んだ水路)にかかる桜を撮っているので、

ほとんど人が写らなかったが、実はたいへんな人出。

 

昨年から続く新幹線効果で、先週末は土日とも75,000人を超える人出だったとか。

金沢の人口が45万人だから、その1/6に相当する人が兼六園に殺到したことになる。

ほとんどが県外の方と思われるので、一応、石川県民としてお礼を申し上げる。

 

 

ついでの話...。

べつにどお...ってこともない話であるが、

兼六園を訪れたならここもおすすめ。

 

兼六園に隣接する金澤神社

藩主前田家の祖先とされる菅原道真公はじめ数々の神様を祀り、

学問を始め、金運・厄除け、商売繁盛、交通安全など、

ここさえお参りすればそれでよろしいのでは...と思わせるありがたい神社。

 

さらに隣接する東屋(あずまや...といっていいのか?)。

屋根の下には枯れることなく、あふれることのない湧水がある。

その名を「金城霊沢(きんじょうれいたく)」。

前後の文字のみだと「金沢」。

つまり金沢の地名の由来となった清水で、地味ながらも金沢の1丁目1番地的存在。

金沢へお越しの方、兼六園と合わせてお立ち寄りいただければ、ちょっとした金沢通を自慢できるかも。


ということで。

春らしい、懐かしのフレンチポップス。 

「そよ風にのって 」 マージョリー・ノエル

 

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鉄写同好会 「廃線の記憶」 柳ケ瀬線 小利根トンネル

2016-04-11 | 鉄道写真

毎月11日は「鉄写同好会」の日。

詳しくは発起人てくっぺさんのブログ「高橋さんの写真記念館」をご覧ください。

 


 

「鉄」撮りでよく出かける場所に新疋田駅がある。

福井県敦賀市、滋賀県との県境にある秘境駅。

秘境駅とは当同好会の主催、てくっぺさんに教えていただいた駅カテゴリーであるが、その仔細はかつての記事をご参考いただけたら幸い。

「秘境駅の記録 北陸本線 新疋田駅」 2016.01.11

また、「新」とつくにもかかわらず秘境駅。そのくだりについてはこの記事をご参考いただいて...

「新疋田駅と鳩原ループ線」 2014.05.11

と、前置きが長くなったが...、そこに登場するのがすでに廃線となった柳ケ瀬線。

そして、今回の主役はその廃線跡に残っている小刀根トンネル。

完成は明治14年(1881年)というから135年前。

当時の姿がそのまま残る日本最古のトンネルだという。

「当時の姿がそのまま残る」とは、車道その他に転用されず手も加えられず保存されていることを指す。

トンネル内部の様子はこの通り。

正真正銘、当時の姿がそのまま残っていて、

鉄路が残されていようものなら、突然列車が現れて、向かってくるような気配さえ感じさせる。

 

さて、小刀根トンネルが明治14年に完成していることはたいへん興味深い。

なぜなら、日本最初の鉄道、新橋・横浜間が開通したのが明治5年で、

それからわずか9年後に、人里離れた山間部にこのトンネルが開通しているからだ。

参考までに他の鉄道各線の開通を調べてみると。

大阪・神戸間の開通が明治7年で京都までの延伸が明治10年。

国家事業として開拓された北海道、その最初の鉄道開通(札幌・手宮間)が明治13年。

東海道線に至っては、ルート決定に紆余曲折があったこともあり、全線開通は明治22年。

これらに比べても小刀根トンネルは当時としては異例のスピードで開通したことになる。

何故か?!

福井・滋賀県境の山岳地帯を貫く柳ケ瀬線。

その開通を急ぐ必要があったのは、

当時、国際的な視線は大陸に集中しており、

大陸への窓口として地政学的に敦賀港が重要視されていたことが理由ではなかったか。

東海道から敦賀へ鉄路が切れ目なく結ばれることで大陸への人や物資の迅速な輸送が可能となる。

現に、明治45年(1912年)に欧亜国際連絡列車の運行が始まっている。

東京・新橋から敦賀。

敦賀から連絡船を経由してウラジオストックへ。

さらにはシベリア鉄道でユーラシア大陸を横断してヨーロッパに至る欧亜国際連絡列車。

その発着駅がある街として敦賀は大いに発展したという。

                                          再現された旧敦賀港駅(福井県敦賀市)

 

日本で最初に鉄道計画が立案されたのが明治二年だという。

その段階で日本海側への鉄路建設計画が検討されていたとするなら、

明治政府の先見性と迅速な計画実遂行にただただ驚くばかりだ。

 

余談...。

北陸自動車道下り線杉津パーキングエリア(福井県敦賀市)

かつてここに旧北陸本線杉津(すいづ)駅があった。

敦賀湾を見下ろす高台、北陸随一の車窓は鉄道唱歌にも歌われたとか。

北陸トンネルの開通とともに廃線となり、

鉄路は国道に転用されたものの、

杉津駅の他にも当時の面影は随所に残っているという。

となれば、敦賀近郊はまさに廃線の宝庫。

旧柳ケ瀬線、旧北陸本線と「廃線の記憶」をたどってみるのも悪くはなさそうだ。


なんとなくの選曲。

なんとなく... ただ、なんとなく。

過ぎ去ってしまった過去に親しみを込めて。

TOO MUCH PAIN    ザ・ブルーハーツ

 

 

 

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空から浅草を眺めてみたら  By空倶楽部

2016-04-09 | 語りかける街

3月の終わり。仕事で訪れた東京でのこと。

 

「デンキブランでも飲むか」とふらりと入った神谷バーで空倶楽部にうってつけの話を聞いた。

 

たまたま、となりに座った同年代の男性。

横浜から東京の花見に来ていたそうで、千鳥ヶ淵で桜を楽しんだ後、浅草へ流れてきたのだとか。

6時近くでも、外はまだまだ明るい。

「いい花見日和でしたね」と、桜の話からその日の空の話に。

その男性、「ちょうど今、暮れかかる空から浅草を見てきた」と言う。

興味津々でさらに続きを聞くと。

雷門の前、雷門通りを挟んだビルの最上階に浅草の街やスカイツリーを一望できる場所があるのだと。

この話を聞いた途端、気もそぞろ。

半分くらい残っていたデンキブランを一気飲み、

腰を浮かしながら感謝の言葉を伝えた後(そそくさと申し訳ありませんでした・・・)、

そこ「浅草文化観光センター」へ早足に向かった。

 

 

8階の展望スペースから眺めた浅草寺一帯。

8階というと都内ではけっして高い場所ではないが、周りに障害物となるような建物もなく浅草の街が広がる。

雷門や仲見世通りを空から見下ろすなんて考えたこともなかったのでかなり印象的な光景だ。

さらに...。

 

スカイツリー。

下界からだと吾妻橋付近で通行人や他のカメラマンに気を遣いながら撮るところだが、

ここでは独り占め。

ひょんなことから、思いもよらない浅草の空を楽しむことができた次第。

あらためて、横浜からの男性に感謝(...今度会えたらおごります)。

 

...そして。

脇役に回ってしまったが、今月のお題は「花と空」。

浅草寺夜桜の空で(とってつけたように)クリア。


ジャズサックス奏者のガトー・バルビエリが亡くなった。

今年にはいってからというもの、

十代の頃から親しんだミュージシャンの訃報が続く。

さみしい限りだ。

 

Yo Le Canto a La Luna    Gato Barbieri

最初にガトー・バルビエリを知ったアルバム「Under Fire」からの一曲

 

ジャズとラテンを融合した独特の世界。

情熱的なリズムに乗せて、縦横無尽に奏でる力強く、情感豊かなメロディ。

多感な時期の感動が残像のように蘇ってくる。

 

 

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春の長浜をそぞろ歩いた後は焼き鯖素麺

2016-04-03 | 近江憧憬

春の長浜をそぞろ歩いてきた。

長浜と云えば羽柴秀吉が初めて城持ち大名となり整備した街。

近畿と北陸を結ぶ交通の要衝として栄えたというが、

今も数々の土産物店が立ち並びたくさんの観光客が往来している。

 

老若男女、家族連れ、団体客と様々な賑わいで、

とりわけ黒壁スクエアと呼ばれる北国街道沿いのエリアでは、

古民家を改造した街並みの中にガラス細工を取り扱う店が多く、

若い女性客の姿が目立った。

 

そのせいか...。

黒壁スクエアを離れた、大通寺近くの一角。

若い女性なら通り過ぎてしまいそうな門前町にも瀟洒なカフェが。

ランチにはずいぶんと早い時間だったが、ここも若い女性客で賑わっていた。

 

北国街道に戻って、ふと見上げると...。タイムスリップしたような光景が。

 

そして、年配組みのランチは。

焼き鯖素麺といって、このあたりの郷土料理だとか。

一度焼いた鯖を甘辛く、骨が軟らかくなるほどしっかりと煮る。

さらにその煮汁にくぐらせた素麺と合わせて盛りつけたもの。

振りかけた山椒がきいてなかなか美味。

 

そこで、若い女性に教えてあげたい。

どこで食べても大差ないカフェのランチより、

せっかく長浜へ来たのなら、焼き鯖素麺を食べてみてはいかが...!

もっとも、若い女性がこのブログを見ているとも思えないが。

 


今日の金沢の最高気温は23℃だったとか。

これくらい暖かくなると、こんな曲が聴きたくなる。

Don't Worry Baby   Beach Boys

 

 

 

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