折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

若狭便り  By空倶楽部

2021-01-29 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


「若狭便り」とタイトルをつけたものの実は去年の写真。

コロナと大雪のダブルパンチで撮影がままならない中、空写真が枯渇。

写真在庫から引っ張り出してきたという次第だ。

 福井県美浜町水晶浜 2020.03.21 9:47AM Sony α99  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (70㎜ f/5.6,1/600sec,ISO400)    

 

北陸は昨夜から暴風雪、特に大雪に対する警戒が強まっている。

現在のところは強風のみで路面に着雪はないが

1時間ごとの天気予報によると明日の朝までは激しい降雪が続くという。

積雪予報では明日朝までに70センチ。

そこまでの積雪にはならないとは思うが

週末は除雪に時間が取られるだろうと覚悟だけはしている。

さて。

断続的とは言え、これだけ頻繁に寒波がやってくると

否が応でも春が待ち遠しくなる。

そこで思い浮かべたのが若狭の海。

若狭は福井県嶺南地方。

つまり北陸の一部だが、その語感がそう思わせるのか

私の中では雪国と言うイメージがない。

むしろ北陸の春は若狭からやって来るとさえ思っている。

それで一足先に春を迎えに行ったという次第だ。

あくまでも写真だけ話でしかないが...。

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続 おみくじの話

2021-01-24 | 折にふれて

今年のおみくじは「吉」。

神様は約束を守ってくれた。

 

元旦の早朝、加賀一の宮白山比咩神社への参拝を恒例にしている。

ところが、今年は年末から3年ぶりの大雪となり大事をとって見合わせ。

成人の日を挟む三連休も再び来襲した寒波で動けず

結局、訪れたのは1月も半ば過ぎ17日になってのことだった。

 

初詣のご利益も薄れる頃になってまで

「どうして?」ということだが...、おみくじが気になるのである。

ここで引くおみくじは圧倒的に「末吉」が多い。

格式ゆえにか、白山さん(地元ではそう呼ぶ)のおみくじは総じて辛口で

「末吉」に書かれていることは金運、恋愛運(もう必要ないが...)はもちろん

旅行、商売などすべて「やめておけ」で、

真に受けようものなら社会生活は成り立たない。

それで、「今年こそは!」とばかりに

良いおみくじを引こうと神様に毎年挑んでいたのだが...

去年、ひとつ良い「小吉」を引いた。

内容は「末吉」同様に手厳しかったが、一方で気づきもあった。

おみくじの序文にこう書かれてあったのだ。

 

見かけ倒しの運勢で、人に羨まれるほどに中身がよくない時である。

斯かる時こそ尚更、人に対しては誠実を旨とし、嘘を言わず親切に交際して、

信用を築くように心がけるべきである。

虚栄(みえ)を張らず、奢りを慎み、質素を守るがよろしい。

今の運勢は、遠くの見透しがつかないのが欠点であるから、

軽はずみせず、諸事手堅くするよう心掛ければ吉になる。

 

つまり、「見かけ倒しの運勢に翻弄されるな」から始まり

人としての道を説き、最後に心がけ次第で「吉」になると

結んであったのだ。


それで、今年の運勢は...?!

めでたく(?)去年のご神託通り「吉」だった。

序文曰く

「植物が成長して地上に伸び出て、遂には大木となる運勢」

だそうだ。

その一方で、

「目前に直ちに幸福を掴むというのではなく、

 埋もれた木が伸びてゆく生長の順序も考えるべきで

 すべて小を積んで大を成す漸進がよろしい。」

と結んでもある。

一々ごもっともなこと。

それで早速に、例年のごとく財布に入れ戒めとすることにした。

コロナで何かと気づまりな昨今、少し気持ちが明るくなった。

そして...。

そんな世情を理解した上での計らいか、ともかくも

約束を守ってくれた神様(というかご神託を綴った方)に敬意を表した次第だ。


記事とは全く関係ないが...

youtubeを彷徨っていて懐かしい音楽に聴き入った。


 Simon & Garfunkel - The Sounds of Silence 

彼らのアルバム『水曜の朝、午前3時』に収録されていた『サウンド・オブ・サイレンス』

ふだん聞くオーケストラバックの演奏ではなくギターだけのシンプルな伴奏。

曲が美しいだけにより心に沁みる。私はそう思うのだが。

 

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陽ざしの喜び   By空倶楽部

2021-01-19 | 日常の中に

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


 

例え一瞬のことだったとしても

冬の陽ざしはありがたい。

   金沢工業大学 2021.01.01  12:18am   Sony α7s2  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (24㎜  f/13,1/125sec,ISO100)    

 

この時期、金沢の週間天気予報はほとんどの日が雨か雪。

週に一度、晴れマークがつけばそれだけでも充分で

もし予報が外れ、曇り空になったとしても

地元民としては満足してしまう。

それほど冬の天気は悪く、四六時中、雨か雪が降っているのだ。

かといって、まったく青空が覗かないかというとそうでもなく

悪天候の合間に青空が現われたりもする。

掲載の写真にしてもそう。

この直前まで横殴りの雨が降っていたのだが

それは道路の濡れ方で理解いただけると思う。

そして、この15分ほど後にはまた激しい雨が落ちてきている。

長い悪天候の中に現れる一瞬の晴れ間。

これが北陸の冬型気候の特長でもあり、

北陸人はその一瞬に喜びを感じるのである。

 

さて...。

この陽ざしの光景を眺めていて

以前見入ったスティングのビデオクリップを思い出した。

 
    Sting - Fields Of Gold

 

自然に囲まれた邸宅の一室。

冬の陽ざしだろうか、その部屋には淡い光が差し込んでいて

やがてミュージシャンたちのセッションが繰り広げられる。

面々の穏やかな表情、そして気負いのない演奏。

そこに流れる上質の音楽はもちろんのことながら

柔らかな光に満ちた映像に強く惹かれたのだ。

 

 

 

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大雪とご褒美と

2021-01-14 | 日常の中に

大雪の話。

先週7日夜半から降り出した雪はその後3日間降り続け

金沢の積雪量は65センチを超えた。

三年ぶりの大雪だったが、幸いにして正月明けの三連休のこと。

出かける予定も無かったので

時間に追われることなく朝昼晩と「雪かき」に勤しんだ次第だ。

他にやりたいことが無いわけでもなかったが

なぜか大雪となると、ふだんの近所付き合いは家内に任せっきりのくせに

「ウチがやらないと隣近所に迷惑がかかる」

という使命感のような気持に駆り立てられるのだ。

この使命感、家内も同じ心持ちのようで

少しでも雪が止むとどちらが誘うともなく雪かきに向かう。

そうは言っても無償の重労働(...寄る年波には勝てないのだ)、

自分にご褒美を用意したくなる。「甘いもの」だ。

間食はなるだけ控えたいところだが、

真冬であっても汗ばむほどの仕事だから

かなりカロリーを消費しているはず、と自分を許してしまう。

ということで...

雪かきに明け暮れた三連休のひとコマを。

 

おっと、こいつの散歩も忘れてはいません!

かのん「地球防衛軍に入隊しました!」

 


ウェストコーストの歌姫。

リンダ・ロンシュタットの軽快なナンバーを。

 
  Linda Ronstadt - Just One Look

 

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A Patch Of Blue    By空倶楽部

2021-01-09 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


 

依然としてこの冬一番の寒波に覆われている金沢。

気象庁発表によると今日午前11時現在で

気温マイナス1.9度、積雪深30センチとなっている。

今日からの三連休、コロナのこともあるが

外出は控え、雪との格闘になりそうだ。

 

さて、今日は空倶楽部。そして毎月9日は「お題」の日で1月9日は「元旦の空」。

天候がどうあろうと部員全員がその地の1月1日の空を掲載する決まりなのだ。

今日同様、元旦も強い寒波の中にあった。

終日、分厚い雪雲に空は閉ざされ、雪が降ったりやんだり。

いや、元旦や今日に限らず、これが北陸の冬の典型的な空模様で

この先の予報も含めるとひと月は「晴れマーク」を見ていない。

梅雨もうっとうしいが、大半の北陸人は冬の気候に比べれば

梅雨など「なんということもない」と思っているはずだ。

それほど冬の北陸に青空は乏しい。

けれども...。

始終、厚い雪雲に閉ざされた空にこんな光景が現れることもある。

 金沢工業大学 2021.01.01  12:26pm   Sony α7S2  Vario-Sonnar  24-70㎜/f2.8 (26㎜  f/5.6,1/320sec,ISO100)    

 

強風にあおられた雪雲に一瞬の隙間ができて

そこから真っ青な空がのぞいていたのだ。

子供の頃、今と比べられないほど雪が降った。

道の除雪は日常茶飯事でひと冬に何度も屋根雪を降ろすこともあった。

大人に混じってその除雪を手伝うのだが

寒さの中、湿った重い雪を運ぶのは子供にとってつらい仕事だった。

そんな時、雲の隙間に青空が現れ雪が止むと

「ほっ」とした気分になれた。

そして手を休めその空に見入ったものだ。

わずか数分の記憶だが、今でもこの空が現れるたびに

その時心に刻まれた「安らぎ」を思い出し、

一片の青に見入ってしまうのだ。

 

 

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2021年 明けましておめでとうございます。

2021-01-02 | 折にふれて

明けましておめでとうございます。

拙いブログですが本年もどうかよろしくお願いいたします。

                                                                                juraku-5th


さて、年末年始の金沢。

30日から上空に強力な寒気が入り込み

断続的な雪に見舞われた。

降り始めの予報では平野部で40センチとのことで警戒もしたが

今のところ、金沢市内の積雪は6センチ、山沿いにある自宅周囲でも15センチ前後。

その雪もすでにかなり溶けているのでひとまずは胸を撫でおろしている。

 

それはともかく、いつもとは違う正月を過ごしている。

密を避けるため、人出が予想される初詣は

落ちついてから出かけることした。

また、仕事関係の新年式や賀詞交歓会もすべて中止となっているので

ほとんどの時間を自宅で過ごしている。

それで、やることと言えば、暇に任せたスナップ写真とその整理。

おせち料理、やってきた孫、かのん。そして晴れ間をみて近所の様子など...。

「拍子抜け」を逆手にとって写真を楽しんでいるという次第だ。

 

 

来年の正月にはコロナ禍も収束していると信じている。

生活環境や仕事環境も正常となり、あわただしい新年も戻ってくるだろう。

けれども一方で、

「こんな正月も悪くないな」と内心思ったりする自分もいる。

 


折にふれて...でもないが、

今お気に入りの小気味よいアメリカン・ロックを。

 
 Poco - Call It Love

 

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