イギリスに住む妹夫婦が今年も一時帰国して我が家に同居している。
和食を中心とした家内の手料理、そして妹の多国籍料理で
毎夜酒宴を繰り広げるのだが、決まって行きつく先がある。
揃って音楽好き。食事が終わった後もyoutubeを見ながらダラダラと飲み続ける。
そして、妹がどうしても私に見せたかったというビデオクリップがこれだった。
Alan Cumming / I Shall Be Released
アメリカ映画『チョコレート・ドーナッツ(原題:Any Day now)」の劇中歌で
主演のアラン・カミングが歌う『I Shall Be Released』だ。
映画はゲイのカップルが育児放棄された障害児を育てたという実話に基づいたもので、
アメリカでは人々の涙を誘い、高い評価を受けたという。
ところが、それに比べて日本ではそれほどの話題とはならなかったようだ。
ゲイへの偏見から配給会社が力を入れなかったから、ということだが
妹が熱心に語る映画の内容は興味深く、「間違いなく泣くだろうな」と思いつつ話に聞き入っていた。
10年以上も前の映画なので劇場で観ることは難しいようだが
DVDも出ているようなので、妹が帰国した後、ひっそりと一人だけで観ようと思っている。
なので、その感想は別の機会として、今回は『I Shall Be Released』のこと。
というのもつい先日、3月に亡くなったジェシ・コリン・ヤングのバージョンを紹介したばかりで、
そのタイミングの良さにこの曲の様々を取り上げてみたくなったのだ。
まずは本家本元。
Bob Dylan - I Shall Be Released (Official Audio)
映画でこの曲に感動した妹がボブ・ディランを聴いたが
あまりの違いにむしろがっかりしたと言う。
これが世界中にたくさんの競作を生むことになった原曲だと解説し
「これがわかるようになれば一人前だ」とからかいつつ
次に紹介したのが、 この曲を有名にした有名にしたザ・バンドのバージョン。
The Band: I Shall Be Released (The Last Waltz)
彼らの解散コンサート『ラストワルツ』でのビデオだが
ダンナがDVDを持っていて、妹もこのビデオを見ていた。
ところが、これが同じI Shall Be Releasedだとは気づかなかったらしい。
それほどこの曲の解釈は様々ということだろう。
そして、変わったところではこの人も。
[ I shall be released ] 忌野清志郎 (1988 LIVE)
そして最後は先日もアップしたが私のベストチューン。
The Youngbloods - I Shall Be Released
話は変わるがgooブログがサービスを終了する。
今引越し先を模索しているが、youtube との連携はどうなのだろう。
このブログの自分史には音楽がつきものなので、
ちゃんと引き継いでもらえることが条件なのだが。
2025.05.27 追記
ようやく、はてなブログへのお引越しを終えました。
記事はもちろんのこと、みなさんからいただいたコメントも引き継がれているようなので一安心です。
どうか今後ともよろしくお願い致します。