じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

今頃気が向いたから展望2021年度高校野球秋季近畿大会大阪府予選

2020-09-12 19:40:46 | 高校野球
※Aゾーン:投打に充実の陣容?の東海大仰星
旧チームからのエース右腕高橋が残る東海大仰星がこのゾーンの本命。派手さはない小柄なオーバーハンド右腕だが、切れ、強さを感じるストレートに切れの鋭い変化球、それらをつねにコーナーに投げ分け続ける制球力を誇り、試合前の遠投では低い弾道で直接相手の胸元へ収め続ける事もできる。野手もメンバー入りしてるのかどうか分からないが大東畷出身の佐藤やオール枚方出身の中尾といった分厚い体を誇る選手が多く、同校史上でも屈指のレベルの陣容となっている可能性を秘める。近畿はもちろん、21年ぶりのセンバツのみならず、全国初勝利も視野に入れられるだけの期待すら持てるかと思われる。高橋が登板しない試合をどう凌ぐか、高橋以外の投手の力量が鍵を握りそうだ

※Bゾーン:混戦、さっぱり分からない。公立のサプライズも?
旧チームから投手が残った金光大阪がやや優位かもと思ったりもしたがさっぱり分からない、どこがきてもおかしくないというのがこのゾーンについての私の見解。個人的には茨木なにわボーイズ出身の荒島がいる香里丘に期待したい。明徳で1年夏から活躍してる米崎の中学時代のチームメイトだが、彼以上に全国制覇クラスの学校でもやれる可能性を中学時代に感じた。当時から分厚い体をした左利きの選手。投手兼外野手だが当時私が上記のように感じたのは野手として。彼が野手として主軸になり、投手には別で良いのがいる。そんなチーム編成になっていれば、いよいよもって、サプライズも期待できるかと思われる。現実的な目標となれば、21世紀枠の圏内まで勝ち進む事となってくるか。

※Cゾーン:もちろん本命は大阪桐蔭。だがジャイキリの推理意欲も
史上初の3度目の春夏連覇も視野に入れる大阪桐蔭がもちろんこのゾーンの本命。松浦、関戸の左右の両輪が額面通りに投げれば、どこが相手でも3点以内に抑えることが可能。投手力は過去2回の春夏連覇世代に勝るとも劣らない。彼ら二人のエース番号争いは同校史上最もハイレベルなものと言える。一方で得点力はまだまだ未知数な要素が多く、同じゾーンに好投手がいれば、ジャイキリ喰らう危険性も無きにしもあらずかと思われる。それをやる可能性を感じるとすれば近大付属か。東京からきた1年生右腕前田は画像を見てもなかなか雰囲気はありそうだ。バックの守備次第では面白い。他、上宮太子、興国は野手はなかなかの選手を揃えていそう。投手次第では近大付属以上にジャイキリの期待感を抱かせるチームとなるのだが、実際のところいかに。

※Dゾーン:なんやかんや言っても履正社
旧チームから左腕渡邉以外総入れ替えのためその力が疑問視される履正社だが、なんやかんや言ってもこのゾーンを勝ち抜けるかと思われる。エース候補の渡邉は神戸中央シニア出身。小柄だが骨格のしっかりした左腕。下半身をしっかり使って強いストレートを投げ込む。打線は松原ボーイズ出身の捕手羽田、オール枚方出身の三木あたりが中学時代から分厚い体をしており、秋メンバー入りしてるのかどうか、どのポジションで使われてるのかなど未知数たが下級生主体の可能性も。そこに大阪東ボーイズ出身の森下ら上級生がどう絡んでくるか、松原ボーイズ出身で長打力のある中学時代二刀流の松林はメンバー入りしてるのか、起用法は投手か野手かといったあたりが興味となってくるか。近畿へは有力だがセンバツは大阪から2校出るとすれば、東海大仰星との2枠目争いか。気の早い話だが近畿大会でのくじ運にも左右されそう。大阪では大阪桐蔭とは準決勝で対戦のクジとなったが、近畿では同校とは反対側のブロックにまわりたいところである。