ゴルフをされる患者さんから『鍼灸治療は受けた日より次の日の方が効果を感じます。鍼を受けて翌日ゴルフに行くと、スコアが良いです。歩いても腰が痛くならないし、スイングがスムーズに出来ます。』とお話がありました。
鍼灸治療は直後効果と事後効果の二つのピークがあります。
治療を受けて一晩位眠られると治療効果のピークが来て気持ち良いプレーが出来て良いスコアが出るようです。
勿論、良いスコアが出るのはご本人の実力だと思いますが。
治療としては全体治療＋肩周りの標治＋ビワの葉温灸等でプレーをする状態を考えて治療を組み立てていますが、プレー前日に鍼灸治療を受けると楽しいゴルフが出来ると思います。
頭痛・肩こりの症状が酷いと患者さんがお見えになりました。
『強い頭痛で仕事が手につかない、妊娠を希望しているので薬を飲みたくない。』鍼灸で治らないかと言う事でした。
体を診察すると手足の先が冷たく、お腹もおへその下がヒンヤリしています。圧痛は曲骨上が一番強く出ています。
冬のこの時期は頭痛・肩こり・頸凝り・冷え症を同時に訴える方が多いです。
これには理由があります。体を陰陽バランスで捉えると陰の気が弱まることで体の上部に陽の気が昇り、上部に気が充満することで頭痛・肩凝り・頸凝りを引き起こすのです。
ですから大本の原因である「冷え＝精気の虚」を補い陰陽バランスの崩れを調えると「頭痛」「肩こり」「頸凝り」も改善します。
今回は本治法で「腎虚証」で治療すると、頸部・肩部の凝りも緩み始め体が段々温まって来ました。
その後に標治法で頭の痛いところに鍼をして治療を終えましたが、治療後は『全然頭が痛く無い!』と感心していました。
頭痛に鍼はよく効きます。
去年「不妊症」の治療で通院されていた方からお子さんの写真入り年賀状を頂きました。
『家族が増えました。』など近況が書かれていました。
読んでいて心が温かくなりました。
新年最初の患者さんを治療しました。
「不妊症」で体外受精の採卵を予定されているので、採卵までに体調を調え、子宮、卵巣の血流を良くするのが目的です。
最初にお見えになられた時は「冷え」が強いと言う事で、足裏から足首まで冷えが昇り、お腹も冷たく骨盤腔内の血流が悪い事が伺えました。
今回は足裏・足首も暖かく、お話を伺うと『鍼灸治療を受ける様に成ってから、足が暖かいです。』との事です。
ここ数日は茂原でも氷が張る位に冷え込みが強いのですが『余り寒く感じない。』との事です。「冷え」を取って骨盤腔内の血流を良くして良い卵が取れる様に一鍼一鍼丁寧に治療していきます。
