茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記27年1月20日「大寒とビワの葉。」

2015-01-20 07:07:08 | 日記

今日は「大寒」ですね。「ビワの葉」はこの時期に採集された物が一番効能が高いとされています。

当院では「ビワの生葉」を使用した「ビワの葉温灸」を行いますが、「ビワの生葉」は当日採集の新鮮な物。「ビワの葉エキス」は寒中に採取した葉から作成した自家製の物を使用しています。

千葉は房州ビワの産地で治療院の敷地にもビワの木が生えています、庭先なので無農薬で厳選した葉を集めエキスを作成しています。
ホワイトリカーに漬け込んでありますが、美味しそうな匂いがします、一見するとウイスキーの様で間違えて飲まない様にラベルを貼ってありますが飲用も可能です。


ビワの葉エキスの作り方はとても簡単です
1ビワの葉は、年を越した大きい古い葉40~50枚を丁寧に拭きます。
 仕込むのは大寒の頃が一番いいそうです.

2葉の裏の毛をブラシでこすります。裏の毛があるとエキスの中に毛が残り飲用には向きません。

3適当な大きさに刻みホワイトリカーを葉が隠れるまで注ぎます。

4広口瓶にいれ密閉して冷暗所に2か月置き、その間葉の上下を偶に入れ替えます。

5ビワの葉を取り出します。

ビワの葉エキスの効能としては
◎温灸で痛みの緩和に使うのはもちろん

他にも

◎胃のもたれ・口内炎・歯痛・歯茎の腫れ・歯槽膿漏等
 
◎のどの痛み・せき等
 
◎内臓の痛みや炎症等
 
◎水虫・切傷・やけど等
 
◎捻挫・打ち身・皮膚炎など
 
などがありますが、原液は強いので使用法はよくご確認してお使いください。








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