茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記27年1月15日「不妊症の治療・鍼はいつ受けた方が良い?」

2015-01-15 08:27:09 | 日記

当院では不妊症の原因の多くが「冷え」と「瘀血」と「ストレス」であると考えています。

鍼灸による不妊症の治療をご希望の方から

「鍼はいつ受けたら良いですか?高温期に入ってからでいいですか?」

と質問を受けました。

高温期に何故なるのかを考えると、

排卵があり、排卵後の卵胞が黄体へと変化し、卵胞ホルモンと同時に黄体ホルモンが分泌をはじめます。高温期(高温相)は、この黄体ホルモンの作用によって起こります。

性周期は脳下垂体ホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン)、卵巣ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)などの影響によって卵胞期、排卵、黄体期、月経期のサイクルを繰り返します。


その間に子宮内膜の組織変化が起こり、黄体期を迎えた内膜(分泌期内膜)に受精卵が着床します。

高温期中に鍼灸治療を受ける事は子宮内の血流を高めストレスを軽減させる効果がありますが、排卵の前の段階から定期的に鍼灸治療を受けて母体となる女性の体を全体を調える事が大切であると考えます。

 


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