壽堂日記１０月１９日「むちうち症の鍼灸治療。」

交通事故による「むちうち症」の患者さんを治療しています。仕事を終えて見えられるので、いつも最後の予約時間をお取りしていますが。通院されてからとても良くなりました。

他の治療院で思うようによくならず、最後に鍼灸院に駆け込けんでくる方が多いのが現状です。１０月後半に入り寒い日が続き頸部の筋の緊張が強く出る季節ですね。

「むちうち症」に鍼灸治療？と思われるかもしれませんが、自賠責保険はちゃんと使えます。
当院では全体治療（＝本治法）をした後に局所治療（＝標治法）をします。
全体治療で緩んで来た筋肉の中から、さらに硬結が残る部分に鍼と灸で丁寧に治療します。
（どのような治療をするのかはHPに書きましたので興味があればそちらを御覧下さい。）

症状により必要な場合はパルス治療も行います、パルス治療は鎮痛効果が高く痛みを抑えますし、筋肉の血行を促進します。
当院では仕上げにMT温灸器・ビワの葉温灸器を使い経絡をトリートメントし、推拿とレイキを使い気を全身に巡らせます。

私は「上海中医薬大学」で中医推拿を学びましたが、教授曰く『力任せに行うのは推拿ではない。』そうです。
ですからバキバキボキボキはいたしません。
温灸器のトリートメントは絶品と評判が高く、そのまま寝てしまう人が殆どです。事故は精神的な緊張をもたらしますから、常に交感神経優位となっています。それが副交感神経優位となり筋肉・精神の緊張が緩むと眠くなるんでね。

大概の患者さん最初に鍼灸治療を受けた後に『濃い尿が出てビックリした。』そうですが、鍼灸治療は体全てを癒やしますから「むちうち症」の治療で冷え症など各種の症状も治り、デトックス効果で若返ることができます。

交通事故に遭わないことが一番なんですが、『事故のおかげでこんなに良い治療が受けられた』と喜んでもらえると嬉しいですね。