あんなに待ち望んでいた梅の花、
早いものでどんどん散り始めています。
名残惜しいけどこれも世の習い
最後に好きな梅など選んでみました。
春もやや けしきととのう 月と梅 芭蕉。
この句は「春」、「梅」と季語が重なり、更に「月」まで加わっていて、
季語が三つあると言われる句で、全国各地に同じ句の句碑があるようです。
最高潮のころのベニチドリ、梅の中では1,2を争う私のお気に入りです。
花の右下の方に飛び出した小さい花弁のようなものが、
これは「旗弁(はたべん/きべん)」といいオシベの変化したもの。
これを見て花の中に千鳥が飛んでいるみたいだと「紅千鳥」と名付けられました。
白加賀。百花園で一番多いのかな、
銘木古木とは言わないまでも形のいいのが見られます。
ちょっとっ変わった枝ぶり、梅は花だけではなくこうした樹形も楽しめます。
常時出場かな、多分今までの記録を塗り替えたと思うメジロくん。梅に来るのをウメジローと呼んだり。
白八房(しろやつふさ)、今までこんなにてっぺんまで咲いたの見たことなかった。
きれいな花だね、何度も言うけどもっと近くで撮りたい。
見驚。大きな花が見られました、これで驚いたか!。
百花園の中央広場?、いろいろな人たちが訪れています。
梅でこれくらいだから桜が咲いたらもっとたくさんの人たちがやってくるかも。
東屋には用紙と筆記具が置かれていて
我と思わん人たちが一句したためていきます。
これはいろいろなシーズンに行なわれ
絵行灯を飾ることもあります。
江戸のころ作られた向島百花園、
これからも江戸の文化を伝えていくことでしょう。
data:EOS70D/EF70-200 1:2.8 L。 撮影 2月 18日 墨田区・向島百花園