東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ギボウシの花

2018-06-30 | 季節の花
  久しぶりに行ったらギボウシの花が咲いていた、
  橋の欄干などに乗ってる擬宝珠に似てるからギボウシ。
  日本人は花の色・形を何かに見立ってるのが好き、
  なるほどと何となく納得させる花も多いね。


  

     このツボミの形が擬宝珠に似ている、
     ちょっと細長いけど。




  

     今回はあまりいい写真は撮れなかったけど、
     シベがかわいい、くるりんと。




  

     花はたくさん咲いていたけどシベが覗き込める花は少なかった。




  

     ギボウシもいろいろな種類があるが
     花よりも葉によって分けられている。
     大葉ギボウシ、小葉ギボウシ、斑入りギボウシ、、、
     この花の葉を見ると斑が入ってたので斑入りギボウシだろう。

     実はこのあとアガパンサスを撮ることになったのだけど
     花がよく似ている、
     形もちょっと似ているけど花の色ね
     うす紫でなんとなくムード的にそっくり。

     と言うわけで明日はアガパンサスなどを。
     調べていたらアガパンサスは6月29日の誕生花だって、
     ほい、しまった、載せる順を逆にすればよかったな。

          data: 撮影 6月22日 向島百花園
          


     うす紫の花つながりで     6/29撮影

  

     マツムシソウ(松虫草)
     平安時代のころはマツムシとスズムシの名が入れ替わっていた、
     今でいうマツムシはスズムシ、スズムシはマツムシと呼んでいたという。
     そのマツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことがマツムシソウという名の由来であると。
     咲き出したばかり、花も場所も選べなかったが秋まで咲いているのでそのうちいいのが、撮れるかな?。




  

     先日も載せたけど、「ウツボグサ」の鉢植え。
     鉢植えも優雅でいいけどやっぱり地植えのワイルドな花がいいね。
     普通はこの2倍以上の長い花となる、
     そしてもっとカサカサに荒れていていかにも武士の持つウツボを思わせる。
     どこかで地植えの、野生のウツボグサはないものだろうか。

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サボテンの花

2018-06-29 | 風景
  おととい東京で強い風が吹き荒れた日、
  でもベルモント公園なら行ける、歩いて行ける。
  しばらく行ってないもんね、こんな日にこそ行かなくちゃ。
  内心期待していたサボテンが花をつけていた。♪


  

     サボテンは「ウチワサボテン」
     一番スタンダードなサボテンだね。




  

     これはやっぱり"葉"なのかしらん、
     あ、葉じゃないよね葉はトゲに変化したはず、
     これが「うちわ」みたいだとこの名が。
     メキシコなどではこの"葉"を食べるし、実も食べられるらしい。




  

     ツボミを見たとたんクチナシのツボミみたいと、
     ちゃんと巻いているのね。




  

     前はとても大きく5mくらいあるのじゃないかと思っていたけど、
     今回見たら3mくらいにチョン切られていた。
     うちわが積み重なったようなサボテン、ポロっといっちゃったら危ないもんね。




  

     強風の中サボテンは揺れなかったがノウゼンカズラはタンタンタヌキのナントカ状態、
     ぶらぶら揺れるなか風の止んだときバチ。




  

     オレンジと黄色のノウゼンカズラが同居している、
     この黄色い方はアメリカノウゼンカズラかなぁ、ラッパが長い。




  

     さりげなくこんな作品も置かれているベルモント公園、
     小さな子供たちからお年寄りまでそれぞれが楽しめる手ごろな公園だ。

     ところであのカルガモたちはちゃんと巣立っていったかなぁ、
     もちろんもう姿はない、大きくなったらまた帰ってきて今度は自分でヒナを育てて欲しいね。

          data: 撮影6月27日 ベルモント公園
          


     関東甲信で梅雨明け

  

     今日はよく晴れたけど風が強い、
     午前中のちょうどここを走っていたころの瞬間最大風速は16.9m、
     ほとんど追い風だったけどそれでも走るのは大変だった。
     最高気温は32.9℃、この先一週間の予報では太陽は出っ放し。
     気象庁は午前11時に「関東甲信が梅雨明けしたとみられる」と発表した。
     関東甲信の梅雨明けは、去年より7日、平年より22日、いずれも早くなっている。

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「たけくらべ」の風景

2018-06-28 | 散歩
  地名で言うと「千束」、「竜泉」、「下谷」、
  たけくらべの舞台になった場所だ。
  ウチの庭みたいな所だけど
  いざ歩いてみると結構広かったね。


  

     私はいま吉原のお歯黒ドブ跡に立っている、
     吉原の中央、仲之町通りから左右に伸びた道はここでお歯黒ドブに突き当たって終わる。
     その道路は今ではなだらかな坂になっているけど正面の家の土台はスッパリと切れて終わってる。
     吉原は四方を堀で囲まれ出入口は大門だけ、
     私が立っているここは堀の水が黒くよどみ「お歯黒ドブ」と言われたその堀があったところ。

     廻れば大門(おおもん)の見返り柳いと長けれど、
     お歯ぐろ溝(どぶ)に燈火(ともしび)うつる三階の騒ぎも手に取るごとく、
     明けくれなしの車の行来(ゆきき)にはかり知られぬ全盛をうらないて、、、





  

     このお歯黒ドブ遺構を歩くとあちこちでこんな"段差"を見かける。
     お歯黒ドブには巻き上げ式の跳ね橋があり遊女など郭内で死者が出るとこの橋から外に出す、
     引き取り手のない遊女などは山谷堀を船で運ばれ浄閑寺へ投げ込まれた。




  

     酉の市で有名な鷲神社、境内にある一葉の文学碑には郭のお祭りの様子が描かれている。

     この年三の酉までありて中一日はつぶれしかど前後の上天気に大鳥神社の賑ひすさまじく
     ここをかこつけに検査場の門より乱れ入る若人達の勢ひとては、天柱(てんちゅう)くだけ、
     地維(ちい)ちいかくるかと思はるゝ笑ひ声のどよめき、、、





  

     国際通りからちょっと入ったところに「樋口一葉旧居跡」、
     しばらく行ってなかったので探したけどこんなところにあったんだ。




  

     確かに当時はこの辺は寂しかったかも。
     案内に従って一葉記念館に行ってみよう、すぐそこだ。




  

     一葉記念館は定休日でお休み、前にある記念公園を。
     「一葉女史たけくらべ記念碑」・・・達筆なので読めない。




  

     樋口一葉は明治維新の直後の1872年生まれで、
     同年生まれには、短歌の与謝野晶子、国文学の佐々木信綱らがいる。

     そのかみの美登利信如らも この園に
     来あそぶらむか 月しろき夜を
     佐々木信綱




          

          一葉記念館からは歩いても5分ちょっとの千束稲荷には一葉の胸像。
          本郷菊坂町から下谷竜泉に引っ越し、この界隈での見聞や経験をもとに、「たけくらべ」や「わかれ道」の着想を得た。

          八月廿日は千束神社のまつりとて、山車屋台に町々の見得をはりて
          土手をのぼりて廓内(なか)までも入込(いりこ)まんづ勢ひ、
          若者が気組み思ひやるべし、聞かぢりに子供とて油断のなりがたきこのあたりのなれば、
          そろひの裕衣(ゆかた)は言はでものこと、銘々に申合せて生意氣のありたけ、、、





  

     竜泉から下谷に入って「小野照埼神社」。たけくらべでは「小野照さま」として出てくる。

     打つや皷(つづみ)のしらべ、三味(さみ)の音色に事かゝぬ場處(ばしょ)も、
     祭りは別物、酉(とり)の市を除けては一年一度の賑ひぞかし、
     三嶋さま小野照(おのてる)さま、お隣社(となり)づから負けまじの競ひ心をかしく、、、





  

     小野照埼神社の「下谷富士」。
     6月30日、7月1日は富士山の山開き、たくさんの人たちが富士登山にやってくる。
     去年行ったけど雨の中だった、今年も行くのかな?。




  

     昨日の三島神社、たけくらべ冒頭にその名が登場する。
     右のグリーンベルトの歩道のあたりには
     川が流れていて土手は吉原へと続いていた、楕円形の石はこの地にあった石橋の一部。

     三嶋神社(みしまさま)の角をまがりてよりこれぞと見ゆる大厦(いえ)もなく、
     かたぶく軒端のきばの十軒長屋二十軒長屋、、、





  

     「これぞと見ゆる家もなく・・・」
     明治のころはそうだったのでしょうね、ずーっと寛永寺の火除け地だった。
     江戸のころにはわざわざ田んぼを埋め立てて吉原を持ってきた。




  

     千束、竜泉、下谷、、、範囲は狭い、自転車で走れば10分くらいで走り抜けちゃう。
     けどあっちこっちと寄り道したら結構な時間を喰っちゃった、
     帰途につく前にもう一か所「金太郎飴本店」は地下鉄三ノ輪駅の近く。

     昔は樋口一葉の顔を金太郎飴状態にした「一葉飴」も売ってたそうだけど、
     残念ながら今は生産していないようです。
     どこを切っても一葉の顔が出てきたら面白いね。
     昔、五千円札に一葉が登場したころ一葉記念館近くのお煎餅屋さんで
     その五千円札煎餅を買ったことがある、一葉もいろいろなところに顔を出していたんだなあ。

     明治は遠くなりにけり、、、
     でもその明治の偉人たちは今も私たちの身近で生き続けているんですね。

          data: 撮影6月28日 「たけくらべ」の舞台を歩く
          

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6月26日は雷記念日

2018-06-27 | 散歩
  延長8年(930)の6月26日、平安京内裏の清涼殿に落雷、
  大納言藤原清貫が即死する事故が発生したことにちなんでの記念日。
  いろいろな記念日があるけどこんな記念日があったとはね、
  雷さまに縁がある近くの三島神社へ行ってみた。


  

     近くとも言えないけど前の職場の近くだったのでよく知っていた。
     「三島神社」、ここに雷さまの痕跡がある、
     雷さまが落ちたので井戸に閉じ込めてしまったという話。




  

     その雷さまを閉じ込めた井戸、
     危ないので厳重に蓋がしてあるけど雷さまが危ないのではなく水が満々とたたえられているからだとか。




  

     立札がありました、
     ・・・・・ということだそうです。(暑いから手抜きね)




  

     何でもおまんまのタネにしてしまうこのごろの神さま。
     試験に落ちない、株価が落ちないと「落ちないお守り」が売られている。




  

     境内には「火除け稲荷」。
     この辺りは上野寛永寺の火除け地となっていたと聞いたことがある、
     そして近くには"火除け"を謳う神社は多い。




  

     几号水準点。明治初期に内務省地理寮が設置した測量標で、北門入口の敷石に"不"の刻印がある。
     このあたりには川が流れていて土手は吉原に続いていた、上の写真の丸っこい石は石橋の一部。
     樋口一葉の「たけくらべ」にも書かれているが次回詳しく。




  

     与謝野鉄幹が住んでいた?。
     鉄幹が兄の経営する女学校で教師をしていた頃、教え子の浅田信子と恋仲に。
     教師の鉄幹が17歳で、信子は20歳という妙な二人だったが、、、。
     信子は子供を産み、そして子供はすぐに亡くなった。
     そのころ鉄幹は友人にここを住所としてハガキを出している、
     信子が出産したという文面だがたった一枚のこのハガキだけがここに住んでいたという
     幽かな手がかり、この辺りの人に聞いてみても知る人はいない。




  

     5分くらいの所に「朝日辨財尊天」、
     今は児童公園として子供たちの遊び場となっている。




  

     しかしここにも「弁天池」が残っている。
     かつて、この弁天池は約8,000平方メートルもある大きな池だったが
     関東大震災の折たくさんの瓦礫で埋め立てられ姿を消すことに。
     今では吉原弁天と、この朝日辨財尊天にわずかな水面を残すだけとなった。
     吉原弁天からこの辺りまで続いていた大きな池だったんだね。




  

     雷さまに話を戻そう、私の地元の小さな天神さま「梅島天満宮」。

     平安京内裏の清涼殿に落雷騒ぎは菅原道真の怨念だろうと朝廷は道真を神さまとして祀った。
     雷を操ったんだから天の神さま即ち天神さまとなった。
     また道真は代々学者の家系に生まれ長じて学者、文人それに政治家として卓越した能力を発揮した、
     故に学問の神さまとしても敬られ後年湯島天神などの懐を潤すこととなった。?
     
     あまりテキトーなことを言ってると天神さまのバチが当たるといけないので、、、。♪
     この辺を廻っていると樋口一葉の影がついて廻る、「たけくらべ」の舞台なのだ、
     明日は一葉の足跡などを追ってみよう。

     (各神社の場所などは神社名をコピペして検索してください、それぞれ上等なHPがあります。)

          data: 撮影6月26日 下谷・三島神社あたり
          

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雨の日は花の整理

2018-06-26 | 季節の花
  梅雨のさなかに晴れろという方が無理、
  雨の日は撮った花の整理でもしていましょう。
  あの日に3枚、この日に5枚とバラバラに撮ったのが
  賞味期限寸前、「こんな花が咲いていました」ということで。


  

     クガイソウ(九蓋草)     6/01
     こんな感じで9段くらいの階層になるところから九階草、
     その後、「階」が「蓋」になり 「九蓋草」になった。




  

     キキョウ(桔梗)      6/13
     キキョウは先月の終わりくらいから咲いている、
     秋の花のイメージがあるけどここでは夏の花だ。




  

     トモエソウ(巴草)     6/13
     笑っちゃうというか感心しちゃう、
     花びらがちゃんとアンバランスで"巴"の形になっている。




  

     バショウ(芭蕉)      6/13
     百花園にはこんな"木"もある、ほんとは"草"なんだけどね。
     バナナの仲間、英名をジャパニーズ・バナナと言うが、中国が原産といわれている。
     上の方にバナナみたいな実があるけどこのままでは食べられないみたい。
     松尾芭蕉はこの芭蕉が好きで名前を芭蕉とした。




  

     ヒメシャラ(姫沙羅)    6/13
     そしてこんな木もある、大きな木で5mくらいあるのかな。
     沙羅の木の花は夏椿と呼ばれるがこれはヒメがつくちょっと小さな木、
     花もちょっと小ぶりだが形はその夏椿とそっくり。

     沙羅双樹といえば、「祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 
     沙羅双樹の花の色 盛者必滅の 理をあらはす」で有名だけど
     インド育ちなので日本では育たない。
     そこでよく似た沙羅の木が代用として植えられたようです。




  


     カライトソウ(唐糸草)    6/22
     薄いピンクのオシベがきれい、
     バラ科ワレモコウ属の植物です。
     和名は、美しいオシベを唐(中国)渡来の絹糸に見立てて。




  

     ウツボグサ(靫草)     6/22
     ウツボというのは魚のウツボではなく弓矢の矢を入れる竹で編んだ筒状の籠のこと。
     普通の花は筒のようにもうちょっと長いけどこれはちょっと短いね。




  

     ニワウメ(庭梅)     6/22
     まだ庭梅の実が残っていた、ユスラウメはとっくに無くなってしまったけど。




  

     ヤブカンゾウ(藪萱草)    6/22
     ヤブカンゾウが咲いてきましたね、暑苦しい花、
     真夏にこんな花を見ていると汗が噴き出してくる。
     ヤブカンゾウは八重の花、一重の花はノカンゾウ(野萱草)
     ニッコウキスゲのように細い花びらがすっと伸びてこっちはわりと爽やかね。

     行くたびにその時咲いていた花をちょちょっと撮ってくる、
     テキトーに撮ってくるのでなかなかまとめて載せられない。
     たまにこうしてまとめると不良在庫が減ってありがたい、
     それにしても百花園、いろいろな花があるんだね。

          data: 撮影 向島百花園
          

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