街を走っているとあちこちに黄色が目につきます、
数日にわたって風が強かったので
道路も落葉で黄色く染まっている。
今日もまた立ち止まって上を見上げてみましょう。
日光街道沿いの「円通寺」、
ここはお寺だけど狛犬が頑張っています。
ちょっと「?」だけど狛犬がいる寺はあちこちにあります。
3本のイチョウのグラデーションがきれい、
ここは坂上田村麻呂によって開かれたと伝えられます。
明治維新の折、新政府軍と旧幕府軍との間で上野戦争が勃発しました。
この戦争でたくさんの彰義隊の隊員が亡くなりました、
上野公園の西郷像があるあたりに放置されたままの遺体を見るに見かねた
この寺の住職が新政府の許可を得て火葬を行いました。
そのため、ここには火葬を行った場所の近くにあった
上野寛永寺の総門(黒門)が移築されました。
黒く塗られた門には新政府軍に攻撃されたときの弾痕が
そのまま残っていて歴史の証人となっています。
ちょっと走って素戔嗚(すさのお)神社。
ここは広い境内にたくさんのイチョウが。
正面はご神木となるイチョウ、
右にはかなり古いと思われる大きな木の姿も。
ここは千住天王様とも称され6月の初めには天王祭りが催されます。
ご神木は「子育てイチョウ」として有名で
たくさんの絵馬が奉納されています。
足立区まで帰ってきました「橋戸稲荷神社」、
千住大橋のたもとにあります。
社殿は江戸時代末期の建築、拝殿に続く本殿は土蔵造りで
扉の内側に伊豆長八の鏝絵が施されており、
足立区の有形文化財に登録されています。
ここのキツネさんは元気がいい、
左にいるキツネさんは元気がよすぎて
どこかにぶつかったのかな鼻の先が
欠けてしまっていました。写すのに忍びない。
伊豆長八による雌雄の狐の鏝(こて)絵。
漆喰で作成された鏝絵、
土蔵造りの本殿の内側の扉にあるので普段は
見られないけど年に3回かな見ることができる。
レプリカは拝殿の前にあっていつでも見られます。
境内には園児たちが来ていたけど
落葉に夢中になっているのは先生たち、
園児そっちのけで落葉と遊んでいました。
この辺りで通勤の道の半分くらい、
帰るまでにも一か所訪ねてみましょう。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 11月25日 イチョウを見ながら帰る道