■■■■■■■■■タイの動物事情■■■■■■■■■
■「トラ」
●世界自然保護基金(WWF)は、タイ、ラオス、ベトナムなどメコン河流域に
生息する、野生の虎を約350頭と把握しているが、
1998年の約1200頭(前回調査)から、70%850頭も激減したと発表した。
先月には、フアヒンでメコン流域5ヶ国の閣僚が集い、虎の保護活動を積極
化することになった。
■「象」
●象は、古くからタイのシンボルとして国旗にも描かれてきた。
かって戦前には、陸軍の移動用の動力として活躍したこともあるし、民間で
はジャングルや農場で大きな働きをしてきた。
タイの野生の象は、約2000頭、飼育象は約3000頭といはれるが、その象
が、徐々に減りつつある。
1900年当時は、推定10万頭の象が、労働に従事していたが、1952年には
1万3千頭に減少した記録がある。
●象は妊娠22ヶ月で出産、5年の幼少時代を経て、象使いの元で5年の訓練
を受ける。
労働用の象は、約50年間働く。象は、61歳で引退、野性に返すことが義務ず
けられている。ほぼ80歳まで生きるらしい。
しかし近年、象キャンプでは、近親交配のために、象の障害児の出産が問題
になっている。
タイの国立象研究所は、ランパーンの象病院と、全国巡回の象健康診断で、
象の健康促進に当たっていると言う。
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