MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

寒緋桜(かんぴざくら)が咲いた

2010年03月23日 | Weblog
昨日、埼玉西武ドームで西武-ロッテ戦の野球があった。その負けた野球を見に行ったわけではないが、西武球場駅近くまで足を運んだところ、この寒緋桜に出合った。この桜は、緋寒桜(ひかんざくら)と言っていたが、紛らわしいので寒緋桜としたということである。それは、多分、寒くても咲くからではないかと勝手に解釈している。偶然にも昨日、東京、横浜で染井吉野の開花宣言があった。


寒緋桜 ・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus campanulata
Prunus : サクラ属
campanulata : 鐘形(ベル形)のPrunus(プラナス)は、 ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。

・開花時期は、 3/ 5頃~ 3/ 末頃。
・各種の桜にさきがけて開花し、かつ、鮮やかな濃いピンク色の花なのでとても目立つ。
1月下旬頃、「沖縄で全国初の花見♪」とのニュースが毎年あるが、ここでいう花見の花はこの寒緋桜です。

・別名 「緋寒桜」(ひかんざくら)。
これとは別に「彼岸桜」(ひがんざくら)という花があり、そちらとは「か」と「が」の違いだけになり間違えやすいので、混同を避けるために、”緋寒”を”寒緋”にひっくり返して「寒緋桜」との呼び方に変えた、という経緯がある。

   (季節の花 300から引用)





辛夷(こぶし)の花

2010年03月22日 | Weblog
昨日、のど自慢のゲストとして千昌夫が出演していたが、彼の「辛夷(こぶし)咲く」という北国の春という歌を思い出すと同時に、偶然のことながら辛夷(こぶし)の花を散歩の途次、出合ったものでした。
辛夷(こぶし)・木蓮(もくれん)科。
・学名 Magnolia kobus
Magnolia : モクレン属
kobus : コブシ(日本名)
Magnolia(マグノリア)は、18世紀のフランス、モンペリエの植物学教授「Magnol さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 3/20頃~ 4/15頃。
・「北国の春」(千昌夫)の歌詞にでてくる。
♪ こぶし咲く あの丘 北国の
ああ 北国の春 ♪
・昔の人はこの花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、花の向きから豊作になるか否かを占ったりした。 (種まき桜と呼ぶ地方もある)
・つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところからこの名前になったらしい。
また、辛夷の実はゴツゴツしており、その実の具合から「こぶし」と命名されたのでは、との
説もある。辛夷の実はこちら。

・白い花で、花びらの幅は狭い。全開する。
白木蓮より小さい。葉に先立って開花。
・花の下に小さい葉を一枚つける。
・細長い花びらが10数枚あって垂れ下がるさまが神前に供える玉串の「四手」に似ている、
「四手辛夷(しでこぶし)」や、ピンク色の「紅辛夷(べにこぶし)」もある。

・花のつぼみを摘み取り乾燥させたものを同じ漢字で「辛夷(しんい)」といい、生薬(しょうやく)の一つに数えられる。
風邪による頭痛や鼻づまりなどに効く。
・別名「田打桜(たうちざくら)」 昔は、コブシが咲くと田植えを始めたことから。
・3月24日の誕生花(辛夷)
・花言葉は「信頼」(辛夷)

    (季節の花 300から引用 )

片栗の花

2010年03月21日 | Weblog
この片栗の花は、知人宅の庭先に咲いていたものである。ここ所沢の近くにも、片栗の群生地があるが、交通が不便で見に行くためには、車を利用するしか方法がない。だだし、駐車場の設備がなく、見に行くためには、誰かに乗せていって貰うしか方法がない。東京の練馬区にも、同じような群生地があるが、これまた交通不便なところ。片栗という植物は、この様に交通が不便な土地にしか生えないのかも知れない。



片栗 (かたくり)・百合(ゆり)科。
・学名 Erythronium japonicum
Erythronium : カタクリ属
japonicum : 日本のErythronium(エリスロニウム)は、ギリシャ語の「erythros(赤)」が語源。 (ヨーロッパ原産のカタクリは花色が赤い)

・開花時期は、 3/25頃~ 4/10頃。
・山地に生える(場所によっては群生する)。
・ピンク色の花が下向きに咲く。
花は陽のあたるときのみ開く。
くもった寒い日や雨の日は開花しにくいが曇ってても温度が高めだと開花する。
なかなかデリケートな花です。

・種子が地中に入ってから平均8年目でようやく2枚の葉を出して開花。
・樹冠が緑の葉に覆われる前の(3、4月の)わずかな日光を利用して地下の鱗茎を太らせて花を咲かせ、花のあと、5月頃に葉も枯れたあとはずっと次年の3月まで、1年のうちの10ヶ月の間は地中で球根のまま休眠する(地面からは消える)。
このように、早春、他の花に先がけて花を咲かせ、逆にまわりの木々や草がすっかり緑になる季節になると地上から全く姿を消してしまう植物のことをヨーロッパでは「スプリング・エフェメラル”春のはかない命”」や「エフェメラルプラント ”短命植物”」と呼んでいる(エフェメラとは「かげろう」のこと)。 (節分草(せつぶんそう)も同じ)

・昔は、球根から”片栗粉”(かたくりこ)を採っていたが、今は8割がじゃがいも、2割がさつまいものでんぷんからつくられている。
「片栗」の本物の「片栗粉」は薬局で売っている。
片栗粉は消化がよく上質なので漢方薬として病後の滋養用に使われ、江戸時代の本には「病人飲食が進みがたく至りて危篤の症になるとカタクリという葛粉のごとくなるものを湯にたてて飲ましむ」と書かれた。

・「片栗」の漢字は、食用にする根の鱗片が栗の片割れに似ていることからあてられた。
・古名は「傾籠(かたかご)」。
籠を傾けたようにして咲くところから。
それがしだいに「かたくり」となった。
また「かたかご」は「片葉鹿子(かたはかのこ)」の意味もある → 育ってしばらくは片葉(一枚葉)で葉に鹿子模様の斑点があることから。
・英名は「Dog tooth violet」(犬の歯の”すみれ”) → たしかに似てる♪

・「もののふの 八十(やそ)少女らが くみまがふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花」
大伴家持(おおとものやかもち) 万葉集

( 季節の花 300から引用)



黒鉄黐(くろがねもち)の木

2010年03月20日 | Weblog
この黒鉄黐は、10日程まえ散歩の途中見掛けた木である。梅擬(うめもどき)ではなさそうだし、何という木か全く分からなかった。昨日、漸く黒鉄黐の木だということが分かった。此の木を植えている当のご本人は勿論のこと、近所の人も分からなかったという事である。

黒鉄黐 ・黐の木(もちのき)科。
・学名 Ilex rotunda
Ilex : モチノキ属
rotunda : 円形の、太った
Ilex は、「holly(西洋ヒイラギ:ホーリー)」の古代ラテン名。

・葉は革質で光沢あり。
・冬に赤いきれいな実をつける。
・「黒金黐」とも書く。
・「黐の木(もちのき)」に比べて葉っぱが黒っぽいところから「黒鉄黐」の名がついた。
なんで「黒」でなくて「黒鉄」なのかはちょっとわかりません。 (なんか、強そうな名前・・)

  (季節の花 300から引用 )





桜(さくら)が満開

2010年03月19日 | Weblog
散歩の途中、満開の桜に遭遇した。染井吉野ではなく、桃色がかった小さな花だった。近くの人に尋ねたら、名前は知らないが確かに桜の木だと言うことだった。ここ村山山口貯水池付近は、なにしおう桜の名所。桜の品評会を開けるほど、沢山の桜の木がある。これも、その一つなのかも知れない。

  http://wampaq.photo-web.cc/sakura/banner.htm  

桜 ・薔薇(ばら)科。

・学名 Prunus × yedoensis(染井吉野)
Prunus lannesiana var. speciosa (大島桜)
Prunus jamasakura (山桜)
Prunus : サクラ属
yedoensis : 江戸の
lannesiana : 園芸家「ラネス」さんの
speciosa : 美しい、華やかな
jamasakura : ヤマザクラ(日本名)
Prunus(プラナス)は、
ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。
・英語では、桜の木は「Japanese cherry」、 桜の花は「Cherry blossom(チェリーブラッサム)」。

・開花時期は、 3/25頃~ 4/10頃(染井吉野)。
・日本原産。
・2月にもなると、全国の桜の開花前線予想がいろんなところから発表される。
1日の平均気温がだいたい10度を越えたら”開花”。
(最高気温が14度、最低気温が6度ぐらいかな)。
花の見頃は開花宣言から1週間ぐらいあと。
・”花見”といえば桜。いろいろ種類があるが「染井吉野(そめいよしの)」がもっとも有名。
花は、うすピンク色。
(日本の桜の8割以上は、この染井吉野)
白花でよく見かけるのは「大島桜(おおしまざくら)」。
・「桜花爛漫(おうからんまん)」 → 桜が満開で、すばらしい眺めのこと♪



( 季節の花 300から引用)




雪柳(ゆきやなぎ)

2010年03月18日 | Weblog
これは、我が家の庭に咲いた雪柳である。植えたわけでもないのに何時の間にか生え、いつのまにか咲いている。何時も、どの様に枝の形を作ったらよいか、考えているが中々妙案が浮かばないでいる。でも、春先の咲き始めのとき、その白い花が一番綺麗だ。

雪柳 (ゆきやなぎ)・薔薇(ばら)科。
・学名 Spiraea thunbergii
Spiraea : シモツケ属
thunbergii : スウェーデンの
植物学者「ツンベルク」さんの Spiraea(スピラエ)は、ギリシャ語の「speira(螺旋(らせん)、輪)」が語源。

・開花時期は、 3/15頃~ 4/15頃。
・中国原産。
・葉が柳の葉に似て細長く、枝いっぱいに 白い花を雪が積もったように咲くところから。
花がいっぱい散ったあとの地面も雪がパラパラと積もったように見える。
・群生していると見事。
・冬の紅葉もきれい。

・別名 「小米花(こごめばな)」
白い小花を米に見立てた。
・2月26日の誕生花。
・花言葉は「愛嬌(あいきょう)」。


   (季節の花 300から引用)



白木蓮(はくもくれん)

2010年03月17日 | Weblog
家の直ぐ近くに此の様な白木蓮の花が咲いている。

この白木連については、忘れられない思い出がある。むかし、初春に喜多方方面に車で旅行に出掛けたことがあった。その帰り、裏磐梯から福島に行くため、一路、吾妻スカイラインの土湯峠に向かって走っていた。ところが、積雪のため途中までしか登ることが出来ず、やむなく、猪苗代に引き返し、福島方面に向かったものだった。そのとき、土湯峠付近の雪が解けたところに白木蓮の花が綺麗に咲いていた。その鮮烈な光景は、今でも脳裏に焼き付いていて忘れられない思い出である。

白木蓮 ・木蓮(もくれん)科。
・学名 Magnolia denudata
Magnolia : モクレン属
denudata : 裸の、露出した
Magnolia(マグノリア)は、18世紀のフランス、モンペリエの植物学教授「Magnol さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 3/15頃~ 4/10頃。
・白い清楚な花。
花びらの幅が広く、厚みがある。
花は上向きに閉じたような形で咲く。
全開しない。これが辛夷と違うところ。
・開花しているときの風景は、白い小鳥がいっぱい木に止まっているように見える。
・花びらは太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側を指す。
(そういえば「つぼみ」の頃は片方にそり返ってます)

   (季節の花 300から引用 )





ジャノメエリカ

2010年03月16日 | Weblog
この花に出合ったのは、約2週間ほど前のことだった。名前が分からずに居たところ、昨日、偶然にもテレビで放映され、それで漸く分かった。毎度、散歩の道すがら此の花の前を通る度に「何だろう、何だろう」という疑問は、名前が分かったことで漸く解消した次第である。



ジャノメエリカ 学名: Erica canaliculata 和名: ジャノメエリカ
英名: channelled heath 別名: クロシベエリカ
科名: ツツジ科
属名: エリカ属
性状: 常緑低木
原産地: 南アフリカ
用途: 小~中鉢、花壇
開花期: 1~4月、12月
備考: 花色:桃~薄紫色(葯が黒)

特徴 高さ2mになる大型エリカ。よく分枝して、小枝の先端に3個ずつ花を付けます。株全体としては多数の花になります。花は小さな鐘形で、桃色花ですが、黒い葯が目立ちます。和名はこの花と葯の色に由来しています。


桜が咲いていた

2010年03月15日 | Weblog
この桜は、名前は知らないけれど、丁度、今頃、普通の桜より早く咲いてくれる。去年も、3月14日、ホワイトデー当日、この桜を披露したことがあった。そこで昨日、くだんの場所に行ってみてら、案の定、満開であった。

桜 (さくら) ・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus × yedoensis(染井吉野)
Prunus lannesiana var. speciosa (大島桜)
Prunus jamasakura (山桜)
Prunus : サクラ属
yedoensis : 江戸の
lannesiana : 園芸家「ラネス」さんの
speciosa : 美しい、華やかな
jamasakura : ヤマザクラ(日本名)
Prunus(プラナス)は、ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。
・英語では、桜の木は「Japanese cherry」、桜の花は「Cherry blossom(チェリーブラッサム)」。

・開花時期は、 3/25頃~ 4/10頃(染井吉野)。
・日本原産。
・2月にもなると、全国の桜の開花前線予想がいろんなところから発表される。
1日の平均気温がだいたい10度を越えたら”開花”。
(最高気温が14度、最低気温が6度ぐらいかな)。
花の見頃は開花宣言から1週間ぐらいあと。
・”花見”といえば桜。いろいろ種類があるが「染井吉野(そめいよしの)」がもっとも有名。
花は、うすピンク色。
(日本の桜の8割以上は、この染井吉野)
白花でよく見かけるのは「大島桜(おおしまざくら)」。
・「桜花爛漫(おうからんまん)」 → 桜が満開で、すばらしい眺めのこと♪


・桜の霊である「木之花咲耶姫(このはなさくやひめ)」が最初の桜のタネを富士山からまいたといわれ、「さくやひめ」の名前から「さくら」になったらしい。
なお、「木之花」は「此花」と書かれることもある。
此花咲耶姫 → ”この花(桜)のように美しい姫”。
この名前は「古事記」に出てくる。

・染井吉野は江戸時代に、江戸駒込の染井村から植栽が始められた。

初めは見事な桜の代名詞として「吉野桜」と呼ばれたが、誕生地の「染井」の名を加えて「染井吉野」になった。
・幹のところに横向きの線が入っているのが桜の特徴。
・秋の紅葉もきれい。
「染井吉野」は落葉するのが早いようだ。
・山桜は、花が咲くのと葉が出てくるのがほぼ同時で、葉っぱが茶色いのが特徴。
(5月を過ぎるとふつうの緑色の葉っぱになる)
染井吉野より、少しだけ遅れて咲き出す。
・日本の国花はこの桜(厳密には「山桜」)と菊の2つ。

  (季節の花 300から引用)



我が家の水仙

2010年03月14日 | Weblog
我が家の水仙が咲くと、丁度、春を実感出来るような気候の時である。昨日は、ほんとうに温かく、春そのものだったように思う。このまま温かくなってくれればよいが、中々希望通りには行かないものだ。あと旬日で桜も咲いてくれるはずだが。

水仙 ・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Narcissus tazetta var. chinensis
(日本水仙)
Narcissus : スイセン属
tazetta : 小さいコーヒー茶碗
(イタリア語)
chinensis : 中国の
Narcissus(ナルキッサス、ナルシサス)はギリシャ神話の美少年の名前にちなむ。

・開花時期は、12/15頃~翌4/20頃。
早咲きものは正月前にはすでに咲き出している(「日本水仙」「房咲き水仙」などの早咲き系は12月から2月頃に開花)。
3月中旬頃から咲き出すものは花がひとまわり大きいものが多い。
(「ラッパ水仙」や「口紅水仙」などの遅咲き系は、3月から4月頃に開花)
・地中海沿岸原産。平安末期に中国から渡来。

・漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」になった。漢名は「仙人は、天にあるを天仙、
地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典から。
きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名された。
・学名でもある英名「ナルシサス」はギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けたらいつのまにか1本の花になってしまった。
”ナルシスト”の名はここからくる。
・イギリスの国花の一つです。

・いろいろな種類がある。
「日本水仙(にほんずいせん)」が最もポピュラー。
・別名 「雪中花(せっちゅうか)」、雪の中でも春の訪れを告げるので。

(季節の花 300から引用)