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見せばや

2013年11月11日 | Weblog
これは、弁慶草(べんけいそう)科、キリンソウ属の見せばやという花である。この花は、一見、多肉植物で冬の花ではないと思わせる感じであるが、この時期、葉っぱが紅葉し、花は、いま丁度、満開といったところである。この花のネーミングは、見せばや「きれいなので誰に見せようか」という意味だそうであるが、分かったような感じがしないでもない。また、一説によると、何でも、吉野山の法師が見つけた際に花の美しさに感動して詠んだ詩歌に由来するらしいという説もあるようだ。

これは、小倉百人一首
「見せばやな 雄島の海人の 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず」  殷富門院大輔


見せばや・弁慶草(べんけいそう)科。
・学名 Sedum sieboldii
   Sedum : キリンソウ属
   sieboldii : 日本植物の研究者
     「シーボルト」さんの
 Sedum(セダム)は、ラテン語の
 「sedere(座る)」が語源。
 この種の植物が
 岩や壁に張りついていることが
 多いところから。 
 
・開花時期は、 9/15 ~ 11/末頃。
・「見せばや」は、
 ”きれいなので誰に見せようか”
 という意味。
・葉は多肉質で、ぶっとい。
 冬になると赤く紅葉する。

・北海道に生える、
 「日高見せばや」という品種もある。

(季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヤクシソウ   花言葉:にぎやか

  今日の一首:素朴なる黄色ひろげるヤクシソウ秋深む野をにぎやかにして   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

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