これは、油菜(あぶらな)科、アブラナ属の葉牡丹(はぼたん)の花である。開花時期は、 3/25 ~ 5/10頃。ヨーロッパ原産。17世紀に渡来。キャベツやブロッコリーの仲間。
この葉牡丹は、2年生草本、キャベツの仲間である。アブラナ属のカンラン (甘藍)Brassica oleracea Lの変種のケールBrassica oleracea L. var. acephala の品種として分類されている。ケールは緑葉甘藍(りょくようかんらん)ともいわれ、食用とされるものであり、キャベツのように丸くならない。ケールの渡来時期は鎌倉時代中期あるいは江戸時代前期と推定されている。1709年に出版された貝原益軒の「大和本草」に紅夷菘(オランダナ)が記載されており、これがケールではないかといわれている。葉ぼたんは 享保2年(1717年)の源止龍の「諸禽万益集」後書に「草花伝」を作成したとし、215の植物名が列記されている。この中に葉牡丹が初出する。享保20年(1735年)の「草本弄葩(ろうは)抄」にも葉牡丹の名が出てくる。葉の色、瑠璃色、紫色、紅のうつりあり、花は大根のごとく黄色、とう菜ともしょかつ草ともいうと記載されている。安永7年(1778年)の山岡恭安による「本草正正譌」には牡丹菜、葉牡丹と記載されており、以前はこれが初出とされていた。この頃から日本で栽培が盛んになった。
今日の誕生日の花:センリョウ 花言葉:富、可憐
今日の一句:名は千両といふ明るくて寂しくて 有働亨
今日の一首;ゆたかなる思いふくらむ千両の赤い実つぶつぶこぼれたりして 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)
この葉牡丹は、2年生草本、キャベツの仲間である。アブラナ属のカンラン (甘藍)Brassica oleracea Lの変種のケールBrassica oleracea L. var. acephala の品種として分類されている。ケールは緑葉甘藍(りょくようかんらん)ともいわれ、食用とされるものであり、キャベツのように丸くならない。ケールの渡来時期は鎌倉時代中期あるいは江戸時代前期と推定されている。1709年に出版された貝原益軒の「大和本草」に紅夷菘(オランダナ)が記載されており、これがケールではないかといわれている。葉ぼたんは 享保2年(1717年)の源止龍の「諸禽万益集」後書に「草花伝」を作成したとし、215の植物名が列記されている。この中に葉牡丹が初出する。享保20年(1735年)の「草本弄葩(ろうは)抄」にも葉牡丹の名が出てくる。葉の色、瑠璃色、紫色、紅のうつりあり、花は大根のごとく黄色、とう菜ともしょかつ草ともいうと記載されている。安永7年(1778年)の山岡恭安による「本草正正譌」には牡丹菜、葉牡丹と記載されており、以前はこれが初出とされていた。この頃から日本で栽培が盛んになった。
今日の誕生日の花:センリョウ 花言葉:富、可憐
今日の一句:名は千両といふ明るくて寂しくて 有働亨
今日の一首;ゆたかなる思いふくらむ千両の赤い実つぶつぶこぼれたりして 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)