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都忘れ(みやこわすれ)

2012年05月14日 | Weblog
これは、都忘れという菊科の花である。この花は、知人ところで綺麗に咲いていたのでデジカメに収めさせて貰ったものである。ネーミングは、むかし順徳帝が佐渡に流浪の果てに、この花に癒やされ「都のことが忘れられるかもしれない」と言ったというのが其の由来とか。この花のネーミングは、その様なことからして少しばかり優雅な感じがしないでもない。佐渡に旅行した際、真野あたりだったと思うが順徳帝の史跡を見たような気がする。佐渡も、当時は流刑の地だったようだ。、

都忘れ・菊(きく)科。
・学名 Gymnaster savatieri
Gymnaster : ミヤマヨメナ属
savatieri : フランスの医師で、日本植物を
採集した「サバチェー」さんの
Gymnaster(ジムナスター)は、ギリシャ語の
「gymnos(裸の)+ Aster(ノギク属)」が語源。
ノギク属に似ているが冠毛がないということに由来。
(Miyamayomena 属の名前で紹介している本もあり)

・開花時期は、 4/15頃~ 6/ 5頃。
・日本原産。
・菊に似た、紫色の可憐な花。
ピンク色の品種もある。

・昔、承久の乱に敗れて佐渡へ遠流となった順徳帝は、
草でぼうぼうになった佐渡の庭に一茎の野菊が紫色に
咲いているのを見つけ、
「紫といえば京の都を代表する美しい色だったが、
私はすべてをあきらめている。
花よ、いつまでも私のそばで咲いていておくれ。
都のことが忘れられるかもしれない。
お前の名を今日から都忘れと呼ぶことにしよう」
と、傷心のなぐさめにしたという説話がある。
花の名はここからきたようだ。
また、京を去るときにこの花を目にとめ、
「都を忘れることにしよう」といったことから
この名前になった、との説もある(どっちだろう?)

・別名 「野春菊」(のしゅんぎく)、
「東菊」(あずまぎく)。
・3月11日、4月21日の誕生花(都忘れ)
・花言葉は「穏やかさ、しばしの憩い」(都忘れ)

 (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シキザキベゴニア    花言葉:幸福な日々

  今日の一句:大学も葵祭りのきのふけふ   田中裕明

  (NHKラジオ深夜便から引用)