MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

十月桜(四季桜)

2011年12月04日 | Weblog
これは、通称、四季桜と称する桜である。この桜は、家の前を流れている柳瀬川の向こう岸辺に咲いている。残念なことに川を隔てた向こう岸に咲いているので写真には甚だ撮りにくい。漸く撮って拡大したのがこの写真である。冷たい風が吹く最中、可憐な桜が咲いている風景を幾らかでも想像して頂ければ幸いである。


十月桜(四季桜)・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus × subhirtella cv. Autumnalis
(十月桜)
Prunus : サクラ属
subhirtella : やや短い剛毛のある
autumnalis : 秋の、秋咲きの
Prunus(プラナス)は、
ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。

・開花時期は、10/20頃~翌1/10頃。
(二度咲き→ 3/20頃~ 4/10頃)。
・花弁は八重で、白、または、うすピンク色。
・全体のつぼみの3分の1が10月頃から咲き、
残りの3分の2は春に咲く。2回楽しめる。
春の花のほうが少し大きいらしい。
冬に「季節はずれに桜が咲いてるな」というときは
この十月桜であることが多い。
・冬、春ともに、葉があるときに咲くことが多い。


・同様に秋から冬にかけて咲く桜が「冬桜」。
(上記「写真集 2」に掲載しています)
十月桜と冬桜は似ているが、
花弁と花びらの数は、
十月桜 → ”八重”で、花びらは5~18枚
冬桜 → ”一重”で、花びらは5枚
群馬県藤岡市鬼石(おにし)に冬桜の名所がある。

十月桜も含めて、秋から冬にかけて咲く桜のことを
総称して「冬桜」と呼ぶこともあるようだ。
・秋冬に咲く「桜」には 子福桜 もある。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:フユサンゴ   花言葉:神秘的

  今日の一句:駆けて来て父よりも子の白き息    桜井博道

  (NHKラジオ深夜便から引用)

八手 (やつで)

2011年12月04日 | Weblog
これは、ヤツデの花である。いまの時期、散歩の途中、この白い花が一番目立つようである。この花が乏しい時期に咲くというのは、自然の摂理とはいえ、珍しく有り難い現象だと思わずには居られない。このヤツデについては、一寸不可解な思い出がある。それは、植えた覚えがないのに突然ヤツデが生えてきた来たからである。もしかして、この白い花が実を結び、鳥によって運ばれてきて、それが発芽したとしか考えられないのである。

花に雌雄の区別は無く、一つの花が雄花から雌花に変化していく。
寒い時期に咲くので、繁殖の為の虫をおびき寄せる為にとても甘い蜜を分泌する。
開花直後は糖度50度以上にもなることもあるという。


八手(やつで)・五加(うこぎ)科。
・学名 Fatsia japonica
Fatsia : ヤツデ属
japonica : 日本の
Fatsia は、日本語の「八(はち)」または
「八手(はっしゅ)」の読みに由来する。

・開花時期は、11/ 5頃~12/10頃。
・日陰でもよく育つ。
・掌状に7~11裂する葉を「手」に見立てた。
実際には7裂または9裂するものが多いようだ。
「八」は”数が多い”という意味からの命名。
・別名 「天狗の羽団扇」(てんぐのはうちわ)。
でかい葉っぱに、魔物を追い払う力があると
考えられてこの別名がついた。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:スイセン   花言葉:自己愛、崇高

  今日の一句:水仙や母の好みし黄八丈    青柳志解樹

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ローズマリー

2011年12月04日 | Weblog
今日、12月8日は、対米英開戦記念日(太平洋戦争開戦記念日)である。
1941(昭和16)年12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発したのであった。
このローズマリーは、我が家に来てから、もう20年くらい経った木である。毎年、この様な可憐な花を咲かせてくれる。冬から春にかけて花が咲き、或る意味では季節のバロメーターの役割も担ってくれている。これは、我が家の大切な植木の一つである。


ローズマリー・紫蘇(しそ)科のハーブ。
・学名 Rosmarinus officinalis
Rosmarinus : ロスマリヌス属
officinalis : 薬効のある
Rosmarinus(ロスマリヌス)は、ラテン語の
「ros(露)+ marinus(海の)」が語源。
海岸近くに生えていることから。

・地中海沿岸原産。
・青紫色の小さい花。冬から春にかけて開花。
・葉は細長い。
・芳香あり。
・薬用、香料用に栽培される。

・5月9日の誕生花
・花言葉は「静かな力強さ」
・別名 「迷迭香(まんねんろう)」。
葉っぱが冬も緑色であることから
「万年朗(まんねんろう)」の漢字で
表現されたこともあるが、
中国での呼び名の「迷迭香」がそのまま
漢字表記として適用され、
読み方のほうは「まんねんろう」のまま
残って「迷迭香(まんねんろう)」に
なった、ということらしい。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:チャ   花言葉:追憶

  今日の一句:茶が咲けり働く声のちらばりて     大野林火

  (NHKラジオ深夜便から引用)

芭蕉(ばしょう)

2011年12月04日 | Weblog
散歩の途中、珍しいことに畑の中に芭蕉の木が植えられているのを発見。その畑の傍らに持ち主とおぼしき人がいたので、芭蕉かどうか尋ねたところバナナのなる木であるということだった。此処で大丈夫でしょうかと聞いたところ、試験的に栽培しているのだということだった。この芭蕉の木は、温室などで栽培している処は見たことがあるが、畑に植えているのは初めてである。この芭蕉にバナナがなるかどうか、これからの経過を見守りたいと思う。

・芭蕉(ばしょう)科。
・学名 Musa basjoo
Musa : バショウ属
basjoo : バショウ(日本名)
Musa(ムサ)は、ローマ時代の
アウグスト王の侍医、
「Antonio Musa さん」の名前にちなむ。

・でかい♪ 見上げるほどの高さ。
・葉もビッグサイズ。破れやすい。
・夏に、変わった形の花をつける。
バナナ状の小さい実をつけることも。
・芭蕉布(ばしょうふ)の材料となる。

・江戸時代に、長崎にいたシーボルトが
この芭蕉を「ムサ・バショウ」という
学名で発表した。「ムサ」とは
バナナの仲間を意味する学名で、
その後、イギリスでは、芭蕉を
ジャパニーズ・バナナと呼んでいた。
・同じく、江戸時代の松尾芭蕉は、
深川の自宅の庭にあった芭蕉から
自分の名前を芭蕉としたらしい。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:セントポーリア   花言葉:小さな愛

  今日の一句:抱き上げて冬日のにほふ子供かな    中島武雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)