このブログのサブタイトルは
諸天昼夜。常為法故。而衛護之
どんな意味かというと、
「諸天善神は、昼も夜も、いつも法華経を説き弘める者を守護する。」
という意味です。
これは、妙法蓮華経安楽行品第十四の中で、お釈迦さまが文殊菩薩に語った言葉の一節です。
お釈迦さまは菩薩たちに、法華経を説き弘めるときの心構えとして四つのことをお示しになりました。
その四つとは、おこないを慎み、ことばを慎み、こころを慎み、意志を強く持つことです。
この四つを実行できる者は、諸天善神から守護されるとお説きになったのです。
この続きは、次のようになっています。
能令聴者。皆得歓喜。所以者何。此経是一切。過去未来現在。諸仏神力。所護故。
おまえの説く法華経は、教えを聞く人々によく理解され、喜ばれることになる。なぜかというとこの法華経は、過去未来現在の諸仏が法華経を説くおまえを不思議な力で守ってくれるからだ。
私たちは、目には見えないけれど、数え切れないほど多くの神さま仏さまに囲まれていつも守られて生きているのです。
日蓮聖人は佐渡流罪中、粗末な堂の内で法華経を一心に読んでいらっしゃるとき、日蓮聖人の周りにたくさんの仏さま神さまが姿を現し、ご自分が数多くの諸天善神に囲まれて守られていることを感じ取られました。
そのようすを文字で書き表されたのが、曼荼羅ご本尊です。
南無妙法蓮華経のお題目の光に照らされて、それを取り囲む数多くの仏さま、神さまのお名前が記されています。
当山のご宝前です。
日蓮聖人が文字で書き表された曼荼羅ご本尊の仏さまを仏像にしてお祀りしています。
私たちは、目には見えないけれど、数え切れないほど多くの神さま仏さまに囲まれていつも守られて生きているのです。
感謝と祈りを忘れず、我が身を振り返りつつ、謙虚に、誠実に、日々を過ごしたいと思います。