心證寺住職のブログ

諸天昼夜 常為法故 而衛護之 諸天善神に護られて

正月の一日は日のはじめ、月の始め、としのはじめ、春の始め

2017年01月01日 | 日蓮宗

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

けさ、すばらしくきれいな朝焼けでした。あかね色だった雲が黄金に輝きはじめ、みるみるうちに光を増し、朝日が姿を現しました。

今年もよろしく願いしますと祈りながら手を合わせました。

 

「正月の一日は日のはじめ、月の始め、としのはじめ、春の始め。此れをもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく、日の東より西へわたりてあきらかなるがごとく、徳もまさり人にもあいせられ候なり。」

 

日蓮聖人が信者であった重須殿(おもんすどの)の夫人に宛てたお手紙の一節です。

新年にあたり、夫人から餅や果物が送られてきました。日蓮聖人は丁寧にお礼のお手紙を書かれました。

正月一日を大切にする人は、月が西から東へ空を移りながら満ちていくように、太陽が東から昇り西に向かいながら明るさを増すように、自然とその人の徳もまさり、人からも愛されるようになるのです。こう述べていらっしゃいます。

 

元旦は、身も心も、住まいも庭も、身の回りも清浄にして、私たちを守ってくださっている神仏にごあいさつすることから始まります。

今年一年、どうかいい年でありますように。

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