心證寺住職のブログ

諸天昼夜 常為法故 而衛護之 諸天善神に護られて

猿投神社の千手観音 2

2018年04月19日 | 仏像巡り

猿投神社の千手観音が修復されて、豊田市郷土資料館で公開されていると聞いて、行ってきました。(前回のブログ)

その足で猿投神社にも参拝しました。

猿投神社は、猿投山の麓に本社があり、山中に東の宮、西の宮があるそうです。

最初に見えてきたのは、黄色い大きな鳥居。

鳥居をくぐり、石橋を渡り、総門をくぐると杉並木の参道が続いています。

こんな立派な杉の木もありました。

参道の先に今度は茶色い鳥居。その向こうが拝殿です。

祭神は、大碓尊(おおうすのみこと)。景行天皇の子、日本武尊の双子の兄です。

大碓尊は、猿投山の山中で毒蛇にかまれてなくなったとされ、猿投神社西の宮近くに墓所があり、宮内庁により管理されています。

猿投という地名は、景行天皇が伊勢国に行かれたとき、飼っていた猿が悪さをしたため、伊勢湾に投げ捨てたのだそうです。その猿が逃げてこもったのがこの山だったので、猿投山と言うようになったとか。

中門脇には、親子ざるの彫刻が。

左鎌の絵馬が数多く奉納されていました。

大碓尊が左利きで、左鎌を使ってこの地方を開拓したことにちなんでいるとか。

職場の安全祈願のために、トヨタ系の会社が左鎌の絵馬を自作して、部署ごとに奉納しているようでした。

つづく

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