心證寺住職のブログ

諸天昼夜 常為法故 而衛護之 諸天善神に護られて

旧立田村の蓮田

2016年07月11日 | 自然の営み

旧立田村(現愛西市)に蓮の花を見に行きました。

蓮は言うまでもなく、仏教を象徴する花です。
妙法蓮華経 従地涌出品(じゅじゆじゅっぽん)第十五に

不染世間法 如蓮華在水

ということばがあります。

蓮は、泥の中に生じて清らかな花を咲かせます。仏教を修行する者の姿の譬喩です。

従地涌出品というお経は、法華経を守り広める役を担う菩薩が、この土地の地面から湧き出る(生まれ出る)というお経です。

「妙法蓮華経」もサンスクリットでは「サダルマ・プンダリカ・スートラ」(Sadharmapundarika=正しき白蓮華の教え)といいます。

それはさておき、愛西市(旧立田村)の「森川花はす田」へ行ってきました。

観賞用に栽培されているようで、赤い蓮を中心にいろいろな種類の蓮がびっしりと植えられていました。

梅雨の晴れ間の日曜。とても暑い日で、多くの人出がありました。

天に向かってまっすぐに伸びる蓮のつぼみ。

清らかで美しく、これから大きな花を開かせる。人もこうありたいですね。

つづく

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