襲名

たけしなどお笑い芸人がテレビの中心となって久しい。

たけしのインタビューなどでもわかるけど、お笑い芸能の興行は暴力団が中心になっていたようだよね。
お笑いで成功するにはやはり暴力団の力が絶対的に必要だったわけだ。

いまテレビやラジオが仕事の中心である、お笑いタレントは地道に暴力団興行で修行してってわけでもないのかもしれない。
吉本がお笑い研修所みたいなものをつくって、ダウンタウンとかナイナイとか成功させてから、お笑いと暴力団というのが離れたような錯覚をしたのかもしれない。
しかし最近でも、ダウンタウンの浜田がテレビの発言でやくざに因縁をつけられたりして、お笑いがやくざと切っても切れない世界だっていうのは現実なんだろうと思う。

たけしやさんまの世代なんかだと、暴力団興行の厳しい世界で漫才の腕を磨いてきたわけだ。
たけしが「客にウケないとやくざに脅された」なんて話もインタビューでしていたし。

そういった世界で成功してきたたけしは、それなりのお笑いの腕を持っているのは確かだと思う。
お客の気を引く技術とかも、そういったやくざとのやりとりのなかで身につけてきたわけだ。

いまのテレビはそういったやくざの世界で培われてきたお笑い芸能に頼りすぎているのではないか？？
そういったお笑いの世界に頼っても、その背後には必ずやくざがいる。
たけしの漫才のように、やくざ興行のなかで洗練されてきたお笑いを受け入れたいなら、必ず背後のやくざも受け入れなければならないということなのだろう。
演歌興行なども同じことだと思う。


俺の名前だれかついで欲しいんだよ。


爆笑の太田は俺の若いころにそっくりだよ。


俺と盃を交わしてくれねぇか？


二代目ビートたけしを襲名します。


じゃ俺は二代目ビートきよしかよ？


それは譲れねぇなぁ。