考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作問題『花見』3答と考え方

2015-04-04 23:21:29 | 英作 解答

3. 桜が満開だ。

→通常の表現として、
・Cherry blossoms are in full bloom.
・Cherry blossoms are at their best.
という。

他に考える。

満開だということは、花のクオリティとして、その時が一番美しいということである。よって
・Cherry blossoms are most beautiful now.

この考えは、先の英作問題『月』で考察した『9月は中秋の名月だ』と同じである。

満開だ、ということは、今が見頃である
・Now is the best time to see the cherry blossoms.

『満開だ』という日本語に潜む、日本人としての心理を考えると、
・今、桜を見に行かないで、いつ行くんだ。
・今が桜は一番きれいだ。
という2点におそらく集約される。

『満開だ』とは、生物種としての桜花が、100%開花しているという物理的事実を伝えているというよりも、ある種の感動を表すと共に、伝える相手に、早く桜を見に行かないとという風に、行動へ駆り立てる要素が多分に含まれている。

言葉とは、その人それぞれの人生を反映したものである。『満開だ』という一言も、そこに込めた想いは、やはり人それぞれだろう。年端も行かぬ子供と、老境に差し掛かった人とでは、見える風景は同じでも、その心象風景は異なる。なかなか訳せなくても、その想いに、想いを馳せることが、英語以前に人として大事なことであろう。そしてその心構えが、限られた語彙で高度な内容を英訳することを可能にしてくれる。


Have Camera Will Travelというサイトで、桜で有名なワシントD.C.の紹介記事があり、以下のような有用な表現があった。

・Cherry trees reach full bloom.
(桜が満開を迎える)

・The peak bloom will come/occur ~.
(桜が満開を迎える)


・Depending on the weather, the blossoms will stay on the trees for at least two weeks.
(少なくても2週間は桜はもつであろう、天気次第で)


・70% (cherry) blossoms are open.
(7分咲きである)

など。






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