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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2013年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(76) 釜場(1)

2013年10月01日 | 硫黄島・小笠原村
これから何枚か、硫黄島の噛まば釜場という場所の写真を紹介します。

戦争中に、煮炊きがされた場所です。

戦前に硫黄島に住んでいた住民のうち、80余名(82人から84人と言われています。)が、軍属として硫黄島に残り戦士しました。その中の多数が204設営隊という部隊に属したそうです。204設営隊以外の島民で軍属になった人たちは、ここから離れた場所にある貨物廠という場所付近で戦死したと伝えられています。

204設営隊に配属になった人たちが、それぞれどこで最期を迎えたのかはほとんど分かっていないようですが、204設営隊がこの写真の釜場を使っていて、ここでの作業に従事していたそうです。

硫黄島に行く度に、この場所には必ず行って、手を合わせます。

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