OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

21014年小笠原村硫黄島への慰霊墓参の旅(5) 南硫黄島(1)

2014年06月25日 | 硫黄島・小笠原村
ほぼ等間隔に並ぶ北硫黄島、硫黄島、南硫黄島は、実は火山列島という名前(別名が硫黄列島)の列島に属します。北硫黄島と硫黄島には戦前に住民が在住していましたが、南硫黄島は、これまでずっと無人島です。

南硫黄島まで、硫黄島から約60キロだそうです。天気の良い日には硫黄島から北硫黄島も南硫黄島も見ることができます。今年は、北硫黄島は雲との間に見えた程度でしたが、南硫黄島はよく見えました。南硫黄島はどの確度からでも、おわんを伏せたような形です。
3年前の震災のあった年には、6月には震災の影響で硫黄島に行くことができずに9月に延期になりましたが水不足という理由で硫黄島には上陸できずに変わりに、北硫黄、南硫黄を含む三島をそれぞれ沖合いで廻るという行程になりました。(このブログでも、その時の様子も、以前に紹介していますので、よかったらご覧下さい。) 南硫黄島はどの確度からでもこのような形で、近づくと島のまわり全体が切り立った崖が海に落ちているという地形であることが分かりました。近づいて上陸したり(学術調査団が上陸したことはあるそうです。)住んだりすることが出来ない島さということがよく分かりました。

今年は、きれいによく南硫黄島が見えました。この写真は、慰霊式典が始まる前に硫黄島島民平和祈念墓地公園から撮ったものです。次回は高倍率で拡大した写真を紹介する予定です。
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