時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

「ブラフマンの埋葬」小川洋子

2020-08-16 | 本 のこと


ブラフマンの埋葬
小川洋子

ふしぎな空気感。。。

猛暑の中、冷房の効いた部屋で読むのにぴったり。

小川洋子を読んでいると
いつもすっかり本の中へと連れていかれてしまう。

ブラフマンの毛並みまで
自分も撫でたことがあるような錯覚に墜ちる。

あの緑色の泉に
こんなに暑い日には
ブラフマンと共に潜りたい。

出逢いと
喪失。

それでもそこに確かにあった時間。

いや?
すべて霞の中のユメだったような。。。

なみだがふた粒
ぽたんと落ちた。



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