時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

母の後ろ姿

2017-03-02 | essay

母はもうこの世にいない。
今年はもう13回忌なんだなあ。
それでも、いろんな場面で 母を想う。

自分も「母」となって早や21年。。。
子どもたちが成長してゆくにつれ
その時々で、母はどうだったかな・・・と
母の後ろ姿をこころのなかで辿っている自分に気づく。

わたしの受験の日、母もこんな気持ちだったのかな・・・
就職活動を見守ってくれていた頃、どんな気持ちでいたのかな・・・

自分がコドモだった頃には、母の年齢を考えることはあまりなかったけれど
就活を始動した我が子の年齢と同じ頃のわたしを思い返せば、
母は丁度今のわたしと同年齢。

当時勤めていた薬局の仕事を生き生きとこなし、
若い頃からダンスがすきだった母は
ダンスサークルに楽しそうに通っていたっけなあ。
すてきなダンスシューズを買ってきて
嬉しそうに履いて見せてくれたあの母は
今のわたしと同い年なのか・・・と思うと何だか不思議だ。
母をぐっと身近に感じる。

この先も、こうしてわたしは
母の後ろ姿を辿りながら「母年齢」を重ねていくのだろうな。

どうだった?って話が聞けたら嬉しいんだけどな~、ホントはね。


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