絵だけで語られている本、「アライバル」。
この本に出逢ったのは数年前。
緻密でシュールな絵がすきな長男(当時高校生)への
誕生日プレゼントとして買ったのだけれど
実は、ほぼ自分が欲しかったから!(同じ誕生日だしね)
この本は、コトバが一切なく、すべて細やかなタッチの絵で物語が進められていく。
いつの時代とも、どこの国ともわからない架空の物語なのだけれど・・・
やむにやまれぬ状況に、故郷を捨てざるを得なかった人々の苦難の旅、
そして安住の地を見つけるまでが描かれている。
現代の移民・難民問題・・・
この本のように、安住の地を得ることが段々難しくなっている。
近年、世界がひとつになるどころか
次々シャッターを降ろしていくような・・・
時代を逆行するような今の風潮はひどく哀しい。
もちろん受け入れる側にもたくさんの事情があるのはわかるけれど。
愛国心もたいせつだけれど
国で括らず、みんな同じ地球人・・・と考えられたらいいのにな。
子どもじみた理想論でもね~。
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