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たいせつなもの。すきなこと。

映画「BONBON」

2013-06-10 | 映画 のこと



久しぶりに、なあんだかとても平和な映画を観たなあ。

映画「ボンボン」2004年アルゼンチン映画

朴訥で お人好しで おとなしめなひとりのおじさんが主人公。
リストラされて、仕事も住むところもなく状況は悲惨なのだけれど
おじさんの目には怒りや焦りはひとつも映っておらず、
悲哀ときらきらとした純粋さだけが光る。

大きな白い犬(ドゴ種のボンボン)との出逢いで、(押しつけられたような状態なんだけれど)
風桶+わらしべ長者(?)状態に運気が上昇してゆく。

それでも全然浮足だったりせず、ありのままを静かに享受する、控えめすぎるこのおじさん。
こんなにいいひと、こういう風土に暮らしてこそなのだろうなあ。
都会でこのペースじゃ、ひとに踏みつぶされちゃうだろうな。
でもこういう、別次元を生きるひと、世の中には絶対必要枠。

ニンゲン味あふれる淡々とした平和な映画が観たいひと!

見終わったときに、ほんわかと温かくなる映画「BONBON」をどうぞ~。
一度観たら、おじさんの無垢なまなざしが脳裏から消えません~。
こころに住み着かれてしまいます。

       

 

 


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