時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

「火の魚」

2011-07-20 | 映画 のこと

とても 深い深い物語を観た。
T先生が貸してくださったVTR「火の魚」
2009年、NHK広島制作のドラマ。

「原田芳雄」は、すきな日本の役者のひとり。
作家役の原田芳雄と、編集者「折見」を演ずる尾野真千子の二人芝居のような絶妙なやりとりが心地よい。

影絵のシーンもとても綺麗ですきだなあ。

「折見さん」のうつくしい日本語がこころに残る。
きちんとした、うつくしい日本語を話す女性って、憧れちゃう。

せつない物語なんだけれど。。。こういう愛ってすてきだ。
余計なことを言わなくてもこころはちゃんと繋がっている。
ニンゲンとしても。

ひとのこころはどこまでも深くてひろい。。。海のように。宇宙のように。


数日前、TVに原田芳雄氏がひどく痩せて車椅子で舞台挨拶に現れる映像が流れた。
まるで別人のようなお姿に目を疑った・・・。

どうか、ゆっくりゆっくりお元気になって、またチョイ悪なカッコイイオトコを演じてくださいますよう
日本の片隅よりお祈りしています。

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草稿に入れておいたこの記事を今朝UPしようと思っていたら・・・。
夕べ遅く、原田芳雄氏の訃報を耳にした。 

せつない。。。あんな凄みのあるカッコイイ役者はそうはいない。
とても残念です・・・。こころよりご冥福をお祈りいたします。。


  


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