時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

資生堂ギャラリー「椿会展・初心」を観る

2013-06-13 | 展覧会・アート のこと



資生堂ギャラリー 「椿会展:初心」を観てきました。

実は過日の赤瀬川さんの講演会に応募するも抽選に外れがっくり。
近年、わたし赤瀬川原平さんの大ファンになってしまって
ぜひ一度お話を拝聴してみたかったのです。

「椿会展」やっと観に行くことができました~。
資生堂ギャラリーは
とても品のある、小さいけれどフシギな開放感のあるギャラリー。

赤瀬川原平さん、畠山直哉さん、内藤礼さん。すきなひとが御三方も!!

赤瀬川さんの生の作品。初めてお目にかかれてたいへん光栄です。
千円札・・・!
そして「ハグ」という名の、剥がされたダイニングテーブルとイスの作品。
う~~ん。おもしろいなあ。

畠山直哉さんのホテルの部屋の写真シリーズもすきだなあ。
旅した世界中のそれぞれのホテルの部屋の壁に映るランプシェード越しの灯りと影。

そして、この日、一番こころを惹かれたのは
内藤礼さんの 「ひと」
 
ちっさいちっさい木彫りのひとが壁にちょこんと。
ちいさいのに、壁に映るそのちいさな影がすごい存在感があって・・・。

あまりに惹きつけられて、
「これ、かわいいですねえ・・・」と思わずスタッフの方に話しかけてしまったら
大きな虫めがねを貸してくださいました。

虫めがねでよくみると、ちょっと切ない表情をしていたのが印象的。。。
帰ってから、作品リストの裏に書かれた解説を読んでみると、
2011年6月より制作を開始して200人ほども「ひと」が生まれているとのこと。
震災へのいろんな想いが込められているのかもしれないね・・・。(勝手な解釈ですが)

ぜひ観てみたいものです。たくさんの「ひと」「ひと」「ひと」・・・(妄想中)

同じく内藤礼さんの「color beginning」にも なんだか ハッとさせられました。

他にも、大きな刺繍の作品や、馬とひとのスケッチなどなど
興味深い作品が盛り沢山の展覧会でした。

赤瀬川さんには、ぜひすこぶるお元気になられて
じゃんじゃん講演会や作品展を開催していただきたいものだなあ。
たのしみにお待ちしております。

 (もうすぐお別れの松坂屋からの一枚)



 


最新の画像もっと見る