おもしろい本を読んだ。
「人生の暗号」 村上和雄著。
この本を薦めてくださったのは「偶然の装丁家」を薦めてくださった北の国のI子さん。
ならばきっとおもしろい。と読んでみたら・・・
うんうん、そうそう、そうなんやなあ!といったかんじで
共鳴に次ぐ共鳴。
漠然と感じていたことが活字にしてあるのを見て、それだよそれ!って思うことは
今までにもあったけれど、こんなに連続的に共感するのは稀有なこと。
しかもこの「人生の暗号」の著者、村上和雄氏は高名な分子生物学者。
科学の世界のひとが、こころの不思議、人生の偶然を書くなんて
日本ではちょっとめずらしいのでは・・・?
不思議なことを、全部紐解こうとするのではなく
ニンゲンにはわからない、未知の世界の領域をきちんと認めているところが
ニンゲンらしくていいなあ。
この方は、科学者である前に宗教家でもあられるのですね。なるほど。
わたし自身は特定のカミサマを持たないけれど
「大いなるなにものか」なしに、生命体も、そして宇宙の神秘も
存在しえないということは漠然と感じている。
わたしのような全右脳ニンゲン(?)は、直感や本能優先の思考法しか持たないけれど
著者は、相反するようにみえる科学と宗教、そして右脳と左脳のバランスが
ものすごく良いとても稀少な学者さんなのでしょう。
遺伝子のスイッチをONにする・・・。
いろいろ とっても勉強になりました。
「本」は、「宝箱」のよう。
共感しても、しなくても、さまざまなヒントがぎっしり詰まってる。
ご縁あって手にしたら、フタを開けてのぞいてみよう。
もしかしたらその中には・・・
人生を変える暗号が隠されていないとも限りません!?