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たいせつなもの。すきなこと。

「人生の暗号」

2015-12-29 | 本 のこと



おもしろい本を読んだ。
「人生の暗号」 村上和雄著。

この本を薦めてくださったのは「偶然の装丁家」を薦めてくださった北の国のI子さん。
ならばきっとおもしろい。と読んでみたら・・・
うんうん、そうそう、そうなんやなあ!といったかんじで
共鳴に次ぐ共鳴。

漠然と感じていたことが活字にしてあるのを見て、それだよそれ!って思うことは
今までにもあったけれど、こんなに連続的に共感するのは稀有なこと。

しかもこの「人生の暗号」の著者、村上和雄氏は高名な分子生物学者。

科学の世界のひとが、こころの不思議、人生の偶然を書くなんて
日本ではちょっとめずらしいのでは・・・?
不思議なことを、全部紐解こうとするのではなく
ニンゲンにはわからない、未知の世界の領域をきちんと認めているところが
ニンゲンらしくていいなあ。

この方は、科学者である前に宗教家でもあられるのですね。なるほど。
わたし自身は特定のカミサマを持たないけれど
「大いなるなにものか」なしに、生命体も、そして宇宙の神秘も
存在しえないということは漠然と感じている。

わたしのような全右脳ニンゲン(?)は、直感や本能優先の思考法しか持たないけれど
著者は、相反するようにみえる科学と宗教、そして右脳と左脳のバランスが
ものすごく良いとても稀少な学者さんなのでしょう。
遺伝子のスイッチをONにする・・・。
いろいろ とっても勉強になりました。


「本」は、「宝箱」のよう。
共感しても、しなくても、さまざまなヒントがぎっしり詰まってる。
ご縁あって手にしたら、フタを開けてのぞいてみよう。
もしかしたらその中には・・・
人生を変える暗号が隠されていないとも限りません!?

 


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