時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

最後の運動会

2013-10-28 | essay



長男から足掛け12年もお世話になっている小学校。
六年生の娘の最後の運動会へ。

さっぱりと心地よい秋晴れの青空の下で過ごす一日。

こうして顔馴染みのいろんな親御さんたちと
「ひさしぶり~!」って顔を合わせて暫し立ち話をするこういう大きな行事も
もうこれでおしまいなんだな。 って思うとちょっとサミシイ気持ち。

午後になって、「小学校に入れるのも最後だからなあ」と、高三長男がふらっとやって来たけれど
馴染みの先生方は次々に転任してしまって、もう息子の知っている先生はひとりもおらず。寂しいねえ。

小さい頃を知っているいろんなおかあさんに、
「うわっ!Sくん??大きくなったねー」とさんざん驚かれていたけれど。

生まれも育ちも同じ場所。同じ地域内で成長する・・・。引っ越しの多かった自分にはない経験。

ひょろひょろと背ばかり大きくなった息子と、
こうして、12年前一年生の彼が懸命に玉入れをしていた同じ小学校の運動会の校庭を歩く・・・。
なんだか・・・タイムマシンに乗ってひとっ飛びでここまで来たような・・・
フシギな感覚に捲かれてしまった。
 (子どもは成長するけれど、わたしの中身はなんも変わってないなあ。)

いやはや感慨深いなあ。

運動会の高らかなざわめき。光。土の匂い。校庭を渡る風。
全部、覚えておこう。






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