時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

本の声に耳を澄ます

2019-05-29 | essay



先日の夕刻。

あ、古本市終わっちゃう!
って思い出して
店を閉めてから自転車を飛ばす。
8時までだから小一時間は見れる。

いつもは時間がたっぷり有るときに行く古本市。

ゆっくり流して歩きながら、本に呼ばれるのを待つ感覚がすきなのだけれど。。。

時間制限があると、どうも本の海に上手く潜れない。

探していた本も見つからず、
本からも呼ばれないままに段々と閉店時間が近づく。

こんな日もあるか。。。と諦めて帰ろうとした時、
ポンッとココロに飛び込んできた一冊は。。。

谷川俊太郎編の
「母の恋文」
谷川さんのご両親が恋人時代に交わしたたくさんの恋文。

ぱらぱらと捲ってみると  
なんとも素敵なリアル書簡小説みたい。

だいすきな谷川さん。
このおふたりがいてこそ
詩人・谷川俊太郎が存在するんだなぁ。。。

だいじにだいじに
読みたいと思います。


古本市。
ランダムに並ぶ大量の本のなかで出逢う一冊。

行き当たりばったりに生きるわたしには、
本との出逢いもまた、行き当たりばったりが向いているようです(笑)


 


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