時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

「夢」の録画

2015-04-27 | essay



夢の色合いや鮮明度って、ほかのひとと比べようがないけれど
わたしのみる夢は、後から思い出すと映画さながらに鮮明な映像であることが多い。

夢の途中で、醒めたくないって望むほど
オモシロイ、たのしい世界にいることもある。
反対に、怖い夢をみても
「これは夢だから大丈夫」と夢の中で自分を安心させたりもしている。

夢の中で「夢をみている」と自覚するのを明晰夢というのだそうだ。

目覚めてから、
忘れないように録画できたらいいのにな
と思うこともしばしば。

先日、深夜にたまたまつけたTV番組で
ものすごく興味深い話をしていたので
どっぷり聴き入ってしまった。
Eテレの「ニューヨーク白熱教室」。
ずっと以前もこの番組の他のシリーズでやはり観入ってしまったことがあったような。

この日はニューヨーク市立大のミチオ・カク教授のお話。
著名な最先端の理論物理学者、とのこと。(ま~ったく縁のない世界です)

ひとの「意識」の話のなかで、
「意識」の映像化はもう実現している、とVTRを流していた。
ひとが、脳に描く映像をモニターがおぼろ気ながら映し出す。

この先、デジタル映像のように解析度を上げていくらしい。
科学ってすごい。

そして、ミチオ・カク教授によれば
「眠っているひとの脳から、夢を映像化することも将来十分可能である。」
というようなことを仰られていた。

わあお。なんと!

「夢を録画したい」なんて我ながら夢みたいなこと・・・と思っていたのに
こうして、現実に夢を映像化する研究を大真面目にしている方がいらっしゃるのね。
なんだか、うれしい。

以前、「ゆめ」は、科学者に言わせれば
ただの脳内の電気信号に過ぎない と書いてあるものを読んだことがある。
そのくだりに興醒めしたものだが
たしかに、電気ならデジタル化も可能ってことか・・・?

こういう研究が物理の分野だというのもオドロキ。
昔、「物理」の授業なんてダイキライだったものだけれど
ガクモンって、こうして興味のあるいいとこ取りなら
めっちゃオモシロイんだけれどなあ。

この教授の授業なら、ぜひガッツリ受けたいものだ。

あ。翻訳機持参しなきゃだけど!


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