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四国八十八箇所霊場・第八十番札所『讃岐国分寺』

2020年01月20日 19時59分46秒 | 四国88箇所霊場

 

        

 

 『讃岐国分寺』は、香川県高松市国分寺町国分にある真言宗御室派の寺院で四国八十八箇所霊場の第八十番札で札所寺院としては「国分寺」と称するのが通例である。奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺の内、讃岐国分寺の後継寺院にあたる。

 

 現在の境内は、創建当時の国分寺の伽藍と重複している。伽藍跡は全国に残る国分寺跡の中でも保存状態が良く、国の特別史跡に指定されている。尚国分寺跡で特別史跡で在るのは、此の寺と遠江国分寺跡と常陸国分寺跡の三箇所のみで、其の他、本堂、本尊、銅鐘が国の重要文化財に指定されて居る。

 

 国分寺は天平13年(741年)に聖武天皇が発した国分寺建立の詔に寄り日本各地に建立されたとされ、此の国分寺も其の頃の創建と推定されている。寺伝では、行基が千手観世音菩薩を本尊として開基したとされるが現存する本尊は創建当時のものでは無く、江戸期以前の作で丈六仏は善通寺の薬師如来坐像と此の本尊のみで、然も立像で在るので四国では最大の大きさと成って居る。史実としての具体的な創建年は定かでないが『続日本書紀』には天平勝宝8年(756年)に「讃岐国を含む26か国の国分寺に仏具等を下賜」との記載が在る事から此の頃には既に整って居たと考えられて居る。

 

 

        



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