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四国八十八箇所霊場 第八十三番札所『一宮寺』

2020年01月24日 23時03分40秒 | 四国88箇所霊場

 

        

 

 『一宮寺』(いちのみやじ)は香川県高松市一宮町にある真言宗御室派の寺院で、四国八十八箇所霊場の第八十三番札所で讃岐国一宮の田村神社に隣接する。本尊は聖観音像。

 

 寺伝に寄れば、義淵に寄り法相宗の寺院として大宝年間(701年~704年)に建立され、年号に因み、大宝院と称したと伝えられる。そして、和銅年間、諸国に一の宮が制定された際に讃岐一宮・田村神社の第一別当寺として行基が堂宇を改修し一宮寺と改めたという。其の後の大同年間(806年~810年)に空海(弘法大師)が伽藍を整備し、106cmの聖観世音菩薩像を刻んで安置し、真言宗に改宗した。

 

 天正12年(1584年)の兵火に寄り焼失するも、宥勢大徳に寄り中興される。

 

 延宝7年(1679年)に時の高松藩主である松平頼常に寄って田村神社が両部神道から唯一神道に改められたため、当寺以外に12あったと云われる宮寺は廃止される。唯一共存を許された当寺は、其れまでの神社とは一体で同一場所にあったが、分離され現在地に移転、別当寺は解職され、本地仏で在った聖観音像は当寺の本尊と成り、一国一宮として選ばれていた神社の四国八十八箇所83番札所は当寺が引き継いだ。明治初期の神仏分離より200年も早く神仏の分離が行なわれ現在に至って居ると云う。

 

           



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