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電子工作やパズルのブログです。主にLEDを使った電子工作をやっています。

Cortex を「コアテックス」と発音するのはいかがなものか

2011年07月20日 22時55分20秒 | ARM
「ハードウェア制御ソフトのノウハウ」の2日目の
明日はARM Cortex-M3の演習です。これは楽しめそうです。

ただ、Cortex を「コアテックス」と発音するのはいかがなものかと思います。
発音記号は" kɔ́ː(r)teks "なので、「コーテックス」の方が近い。
実際、ET2010のARMのブースでは、みなさん「コーテックス」と発音してました。
ネイティブの発音はここね。

corporation は「コーポレイション」で、「コアポレイション」とは言わないでしょ。
どうやら、CPU core のコアを引きずっているような気がします。
それとも、ゴアテックス (Gore-Tex) と似てるから?
Coretex なら「コアテックス」で良いかもしれませんが、Cortex ですから!残念!

「ハードウェア制御ソフトのノウハウ」講座を受けてきました

2011年07月20日 22時14分03秒 | マイコン
福岡システムLSIカレッジ主催の組込みソフトウェア技術者養成講座
「ハードウェア制御ソフトのノウハウ」を受けに、新梅田研修センターへ行ってきました。


福岡システムLSIカレッジでは、以前福岡で私がセミナーを4~5回やったことがあったので、
半分くらいは参加協力的な面も有ったのですが、個人的には、どういう内容かを知りたかったのです。

今日と明日の2日間で、今日は1日中座学だったので、眠くならないかと思ったのですが、
ページ毎に突っ込みどころ満載で、
「それはちゃうやろ!」と一人心の中で突っ込んでいたので、寝る間がありませんでした。
でも、結局2つくらい我慢出来ずに本当に突っ込んでしまいました。

ただ、ロジック回路を知らない人には理解を超えた話になるので、
説明がちゃんと伝わるのかが問題だったりします。

しかし、これ、次の「組込みこぞう勉強会」のネタになりそうです。

電子工作でラジコン自動車をマイコン制御する人のためのラジコン解説

2011年07月20日 01時40分06秒 | 電子工作
電子工作をやっている人が、ラジコン自動車をマイコンで制御しようと言う人のために
ラジコン自動車がどういう物かを説明しておきます。
実際、私もやってみるまでは何も知りませんでした。

まず、気になるのが値段ですね。私の買ったものはこれです。


1,ラジコンキット 7,700円
2,サーボ     1,785円
3.アンプ     3,480円
4,バッテリー   1,323円×2
5.急速充電器   1,838円
合計        17,449円 スーパーラジコン日本橋価格です。

結構な値段になりますね。
でも、子供の頃にラジコンが欲しかった、と言う人からすると、
ずいぶん安くなったと感じるかも知れません。

ホントのラジコンをしたい人はさらにプロポ(送受信機)1万円くらいを追加しなければいけません。
さらに、上記のセットだと、キットなので部品の組み立てや、車体の塗装が必要ですが、
実は、組み立てはめんどくさい、とにかくすぐにラジコンしたい
と言う人のためにプロポ付き、組み立て済み、塗装済みの完成品が2万円弱で売っています。

それなら、そっちの方が安いじゃないの?と思うかも知れません。
今回は、それにしないで、あえてキットにしたのは理由があります。
もちろん、ラジコンでは無くてマイコン制御だと言うのも理由の一つですが、
他にもいろいろと有るのです。それはこの後の説明の中で解説します。

次に、それぞれの詳しい説明をしておきます。
1,ラジコンキット
 これはもちろんメーカーによっても、車種によっても値段が違ってきます。6,000円~12,000円くらい。
 今回は、タミヤの 1/10スケール、TT-01 インプレッサWRC モンテカルロ'07 にしました。
 メーカーはタミヤの他に京商やヨコモなど色々ありますが、タミヤが初心者向けです。
 1/10スケールというのは、ラジコン自動車としては大きめで、全長が40cm以上になります。
 TT-01と言うのはタミヤのシャーシタイプです。最も一般的なシャーシです。
 でも、最近では改良タイプのTT-01 type-E になっていますが、少し高いです。
 インプレッサにしたのは、車高が低くなくてマイコンを積み易いからです。
 以前はもう少し安かったのですが、最近はLEDを光らせるのが流行っているようで、その分高くなっています。
 ボディには、マークやロゴを転写するデカールは付いていますが、ボディ自体は透明です。
 自分の好みの色に塗装するのも楽しみの一つなのです。

2,サーボ
 ステアリング用のサーボモータです。
 値段はピンキリで1万円以上する物もあります。今回は一番安いのを買いました。
 ただ、これも秋月電子などで買えばもう少し安くなります。
 それと、最近ではデジタルサーボというのがあります。
 従来のサーボモータはアナログタイプで、PWMのパルス幅で制御しますが、
 デジタルサーボはシリアル通信でデータを送って制御します。
 ロボットなどはデジタルサーボの方が安定な動作が期待できますが、やはり値段が高くなります。

3.アンプ
 なんでラジコンに「アンプ」が? と思われるかも知れませんが、
 モータの速度制御装置のことをラジコン界ではアンプと言っています。
 なんでも、昔々は巻き線抵抗器のスライダをサーボモータでコントロールしていたらしいのですが
 電子化された時にアンプと呼ぶようになったらしいのです。
 だから、あえてESC( Electric Speed Controller )と言う場合もあります。
 これも値段はピンキリで、使っているFETのオン抵抗の小ささが、
 スピードレースでは加速性能に直結しますから、オン抵抗の小さいFETを何個も並列にして
 数100Aまで流せるアンプもあって、そう言う物はかるく1万円をこえます。
 さらに、使っている電線も純銅だったり、コネクタが金メッキだったりします。
 それと、気をつけないといけないのは、バックが出来ないアンプが有ると言うことです。
 前進後退の切り換え機能を付けると、FETの接続はいわゆるHブリッジと言う接続になりますから
 どうしてもFETを2個通る訳です。
 これを前進のみにするとFETは1個しか通らなくなり、抵抗値を下げることが出来るのです。
 今回はバック付きの一番安い物にしました。

4,バッテリー
 1/10スケールでは一般的に7.2Vのニッカドか、ニッケル水素の6セルバッテリーです。
 ニッカドの方が瞬発力が有ると言われています。
 これも一番安いのを買いましたが、高いのはバラバラの各セルの特性を揃えて組み合わせる
 と言った超マニアックな物もあります。
 ただ、レースだと10数分しか持ちません。マイコンでノロノロ動かしても30分程度なので
 予備のバッテリーが無いと、充電出来るまで待てません。

5.急速充電器
 バッテリーはすぐに容量を使い切ってしまうので、充電器は急速充電タイプが必須です。
 これも特売品を買いました。
 完成品の場合、充電器は付いていますが、フル充電に8時間とか遅いので、
 結局、急速充電器を買うハメになります。

説明が長くなってしまったので、組み立ての話は次回にします。