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電子工作やパズルのブログです。主にLEDを使った電子工作をやっています。

YMMF(Yamaguchi Mini Maker Faire)の話題 もうひとつ

2013年08月29日 01時57分54秒 | パズル
ヤマグチ・ミニ・メイカー・フェアの話題でもうひとつ面白いのを紹介します。

これ、懇親会の時に頂いた名刺の図柄なんですが、
この図形は何を表しているか、分かりますか?























実はこれ、ちょっと回転させると......







もう、分かりましたね。
畳です。
これは、畳を使った楽器などでパフォーマンスしたり、畳文化の継承に努力しているグループの方でした。
写真を撮るのを忘れたので、リンクを張っておきます。

でも、この図柄、もう完全にパズルです。すごい。

ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoardを改造してみた

2013年08月28日 02時07分56秒 | Arduino
ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoardを「ちっちゃいーの」に
してみましたが、LEDに余計な物が表示されます。
この、インベーダーの左側のところ。左から3列目です。


これは、OnBoardのD13に付いている抵抗とLEDに流れる電流が影響しています。
このLEDは本家Arduinoにも付いているものですから、残しておきたいところ。

とりあえず、電流を減らせば良いので、LEDを高輝度なものに置き換えて
抵抗値を大きくするというのも手ですが、違う手を思いついたので、
ちょっとやってみました。

左が改造前、右が改造後です。

どうです?きれいに無くなりました。

もう一つ。

はい、改造したのは、右の丸の中。チップTrを1つ追加しました。

そうです。エミッタフォロアで、LED側に流れる電流を減らしたと言うわけです。

回路図はこんな感じ。

D13の隣のピンがちょうどVCCだったので、パターンカットしたところに
チップTrを貼り付けました。

パターンカットする必要がありますが、これ、本家Arduinoにも使えますね。

なお、この回路はエミッタフォロア(コレクタ接地)なので、ベース抵抗は要りません。
どうも、トランジスタを見たらベースに抵抗を入れないと気が済まない人が居るようですので、
念のために書いておきます。

(高周波回路で、エミッタフォロアなのに発振する場合が有ります。そう言う場合には
ベース抵抗を入れる場合があります)


追記:
本家Arduinoの UNO Rev3にはオペアンプが入っているので、この改造は不要です。
それ以前のUNO Rev2や初代UNO、Duemilanoveなどには有効です。
また、3V動作できるのがOnBoardの特長でもあるのですが、この改造では2.8V以下になると
点灯しなくなります。ただこのD13のLEDは動作確認程度のものですし、低電圧動作
させる場合は電池だと思うので、その場合はむしろ点灯しない方が好都合かも知れません。

キューブ型ACアダプタの性能比較をしたら、こんな結果が

2013年08月27日 01時31分43秒 | その他
ツイッターで話題になっていたアマゾンのACアダプタですが、
カスタマーレビューではかなり酷い品物の様です。
そう言えば、似たようなACアダプタを最近ダイソーで見かけて買っていたので、
純正品と比べてどのくらい性能に違いがあるのか検証してみました。

比較したのは、この3つです。

左がiPhone5に付いてきたApple純正品、中央がダイソーで105円の品物、
右が一昔前に数百円で買ったノーブランド品です。
ダイソーのはタブレットには使えないと書いてあります。

プラグ側がこれです。

Apple純正とダイソーには5V 1Aの表記があります。
Apple純正にはULやPSEなどのマークもあります。ダイソーにも一応PSEマークがあります。
ノーブランド品には全く何も表記が有りません。

2Ωの抵抗を10本ほど用意して、測定してみました。


電圧電流特性がこれです。

やはりノーブランド品は一昔前の製品なのでUSBの規格通り
500mAしか出せない様です。
Apple純正とダイソーは表記通り1Aをクリアしています。ダイソーなかなかやるじゃん!
それでも電圧の正確さと、電流の余裕度でAppleが勝っています。
いや、ケーブルの電圧降下や充電の事を考えると、少し高めの方が良いかも。

さらに、リップルを測定すると、性能差が歴然です。

さすが、Apple純正は1A流してもリップルは18mVpp程度しか有りません。
でも、逆に言えば、105円の品物でも0.6Vpp程度のリップルで収まっています。
充電だけが目的ならば、この程度でも十分ではないでしょうか?

結局、安物はやはりそれなりの性能だという、当たり前の結論となりましたが、
ダイソーの製品は105円としては、そこそこの性能が出ていることも分かりました。
アマゾンのより安いのに、少しはマシのようです。


「愉快な製作例が満載 作って遊べるArduino互換機」を、いまなら2大特典付!に惹かれて買ってみた

2013年08月22日 01時21分51秒 | Arduino
Sim(@Sim0000)さんのツイートを見て、書店に行ってみました。
そしたら「愉快な製作例が満載 作って遊べるArduino互換機」に、
いまなら2大特典付!と書かれていました。


で、それに惹かれて買ってみました。

2大特典とは、スケッチや回路図が入ったCD-ROMと基板です。

もともと基板は1枚付いているので、合計2枚となります。
これ、実験するのには良いですね。
SOPのFT232RLのハンダ付けに失敗しても大丈夫。

書店によっては特典が付いていない場合もあるようなので、
ちゃんと「2大特典」を確認してから買いましょう。w

しかし、サブタイトルの「愉快な製作例が満載」って....
最近では、「ゆかい」と言うと、ダイアモンド☆ユカイしか知らないぞ。(笑
では、何が愉快なのか、自炊してから確認することにしましょう。

ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoardを作ってみた

2013年08月21日 21時56分47秒 | Arduino
ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoard
最後のテスター基板を頂いたので、YMMFも終わったので、
作ってみることにしました。
ハンダ付け自体はすぐに出来ました。


既に、もあさんのレポートは見ていたので、私なりにこだわって作ってみました。

2つのボタンのそばにリセットボタンがあるのはスペース的に
仕方がないと思うので、私はリセットボタンだけ背の低いボタンにしてみました。

これで、誤って押すこともないでしょう。

次にISP端子はL型ピンヘッダを使って上向きにしてみました。


と言うのも、私の場合、AVRライターはデジットのAVRWRT2なので、
上向きの方が挿しやすいからです。

でも、これ、パターンの面積は普通のランド6個分くらい有りそうですね。
わざわざ、横向きのパターンにしなくても良かったのでは?

それと、POWERのコネクタのシルクですが、+、ー、の記号が欲しかったです。
そう言う意味では、R2の位置にJP2と平行になっていれば迷わないと思います。


さらに、OnBoardには電流測定用の端子が有るのが特長です。
電流が気になる用途は分かりませんが、実際に測ろうとすると、
ショートジャンパを外してテスターなどを当てると思うのですが、
mAオーダー以上を測ろうとすると、テスターの内部抵抗が意外と大きくて
電圧降下が大きくて使い物にならない場合が多いです。

それは、テスターなどの電流レンジは5Vや3.3Vなど、
低い電圧での電流測定を想定していないためです。
で、結局1Ωとか0.1Ωの抵抗をつないで、その電圧を測定することになります。

ならば、最初から抵抗を付けちゃえば?
と言う事で、私はデジットで買った電流測定用チップ抵抗0.1Ωを貼り付けることにしました。
これが、チップ抵抗。けっこうデカイ。


これをOnBoardの裏に貼り付けることにしました。

このとき、ピンヘッダは裏に出ないくらいに切った方が良いです。

このように抵抗を付けておくと、テスターのように簡易的に
測る場合でも、接触が外れてリセットが掛かってしまうと言う事故も防げます。

それと、ブレッドボードに挿すコネクタは、細ピンヘッダが推奨なのですが、
実際にブレッドボードに挿してみると勘合が弱いので
(だからブレッドボードに優しい)傾いてしまいます。
そこで、裏に2mmのアクリル板の切れ端を貼り付けました。

これで、傾きません。

と言う事で、とりあえずサンプルを動かしてみましょう。
D2~D13,A0~A5までの19本の端子にLEDと抵抗を付けると言うのですが、
とりあえず、あり合わせのLEDと集合抵抗で配線してみました。

1本だけごまかしていますが、スッキリと配線出来ました。

では、ここからが本番です。
Arduino互換でボタンが2個と言う事は、あとマトリクスLEDを付ければ
「ちっちゃいーの」になります!

ということで、作ってみました。



もちろん、LEDの裏にも配線がありますが、全体的にスッキリ配線できました。
ピンアサインは「ちっちゃいーの」とは違っていますが、
配列を入れ換えることで、簡単に対応できました。

あと、薄い縦筋がありますが、これはD13にLEDと抵抗が有るからです。
これは、MOさんの様に高輝度LEDに替えて抵抗を大きくしようと思います。

最後に、電流を測ってみました。

抵抗が0.1Ωなので、10倍して、31mAと読めました。
0.1Ωなら、0.5Aまで流しても電圧降下は0.05Vですので、
ジャンパは無くても良いでしょう。
まぁ、スリープ電流とかを測りたい人も居ると思うので、
抵抗を取り替えられるようにしても良いかも知れません。

私自身、ブレッドボードで実験することも多いので、
スペースが広く使えるこのOnBoardは、凄く活躍すると期待しています。