巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

フランス出産ブームの理由

2006年09月26日 22時57分05秒 | Weblog
“子供は3人“ってのが、フランスではフツーの家族構成だって知ってます?
少子化問題がなかなか解決しない日本とは反対で、フランスの女性たちはどんどん産んでます。それは、どーしてかというと、まず、妊娠、出産にかかる費用が無料だってこと、3人以上子供がいると家族手当が月給並みにもらえること、それに託児所もいっぱいあるし、ベビーシッターを使っても補助金がでるみたいだし、教育費もそんなにかからないし……。まぁ、私はフランス人ではないので詳細はわかりませんが、とにかく産むことで損になることは何もないみたいですよ。キャリアウーマンだって子供のために仕事をやめる人はいません。家族ぐるみのお付き合いをしているラボレイ家のママ・コラリーも3人の母親でありながら、現在フランスのとある一流企業の社長ですもん。
 そういえば、元F1ドライバーのアレジとゴクミのカップルにも第3子が出来たんですってね。フランス人家庭ですから、3人目を作るのははじめからの計画でトーゼンだったのでしょう。ところで、このアレジ&ゴクミは夫婦じゃないのは皆知ってますよね。彼らのようなカップルをこちらでは“ユニオン・リーブル”と言います。直訳すると「自由な結びつき」。つまり結婚しないで一緒に暮らしているカップルです。
 で、毎年、新生児の総数の半分近くが、結婚してない両親から生まれてるってデータがあるんです。で、第1子に関しては59パーセントがユニオン・リーブルの子なんですって。驚いちゃいますよね!
 そう言われてみると、娘の学校のクラス名簿を見てても、パパとママの苗字が違う子もぞろぞろ。んで、そういう家庭だからっていう差別は何にもないみたいですよ。
 つまり、フランスにおいては“できちゃった婚”なんてありえな~い! ってことです。で、自由だからこそ、皆どんどん産めるらしい。(*写真はただのイメージです。子供3人のが見つからなかったのであしからず……)