巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

パリ市が高級ワインをオークションに出す!

2006年09月05日 21時29分10秒 | Weblog
 フランスでは、2007年5月の大統領選へ向けての候補者のアピール合戦がはじまってます。巷の予想では、国民的に人気のある現・サルコジ内相が最有力。で、これに対抗するのが、フランス初の女性大統領なるか? とマスコミが騒いでる左派・社会党のロワイヤル女史。もっとも、社会党は、前回の大統領選で落っこちたジョスパンさんなんかも未練たらたらみたいで、まだまだ、わかりませんけどね……。まぁ、社会党はミッテラン政権時代を取り戻すべくヒッシって感じです、多くの労働者や移民を味方にして。
 ところで、パリのゲイおじさんこと、ドラノエ市長も社会党、庶民の味方。でもって、役人の贅沢の一掃、経費節減をアピールするのが目的かどうかはわかりませんが、パリ市が保有する超高級ワインをオークションで放出することを決定。ロマネ・コンティ、シャトー・ペトリュスなど名立たるワイン4000本くらいが、10月に競売にかかるんですって。
 パリ市がカーブに保管してるワインは今のところ約7000本。大半はシラク大統領がパリ市長だった時代に購入したもんなんだとか。で、市長がドラノエさんになってからは、ワイン予算は35パーセントも減ったらしい。
「豪華なパーティも、高級ワインもいらない!」とドラノエ市長。売り上げは市の財源になるとのこと。まぁ、庶民で高級ワインを落札する人はいないだろうから、フツーの人びとには関係ないお話です。
 ところで、フランスは、ぶどうの季節を迎えました。マルシェには、いろんな種類のぶどうが山積みです。でもって、フランス人はどうやって、それを選ぶかっていうと、トーゼン! 房から1~2粒をひっぱって勝手に味見! 少量とはいえタダ食いです。売る側もまた、見慣れた光景なんで無視してるのが、日本人には、また不思議……。