●本日午前7時曇り16.0℃
【DUCHIFAT-1】この衛星へ、圧縮APRS Packetsのアップに成功すると、管制局のGooglemapへCallsignと位置情報のPointerが載ります。その仕組みが、おおまかに分かりましたので、以下解説します◆Herzliya Science Centerに行き登録します。最初は名前、Callsign、メールアドレスを登録します。すると直ぐに記入したメールアドレス宛に32桁のIDが送られて来ます。次にそのIDを使ってCompressed APRS PacketsのASCIIcodeの交付を受ける登録をします。この時、緯度経度、Callsignを入れます。緯度経度は分秒でなく、小数点以下で入れますが、4桁まで入れれば十分と思います。すぐに計算されて当該窓にASCIIcodeが表示されます。これは重要なものなので間違いのないように記録保存します。どこかへ一旦コピーペイストしておくと良いでしょう◆コードは「個」を特定するものですが、悪用のしようがないと思いますので、当Blog上では参考のために表示することにします。当Blogに送られて来たcodeは「!"<CT7q`mlx!!_」の14字です。緯度が「<CT7」経度が「q`ml」です。xはSymbolcodeでCallsignを表します。Packetsとして上げる時、最初には必ず「!」が必要で、14字長以外のPacketsは上げないで下さいとしています。Transponderは圧縮Packets以外は受け付けないとのことです。
◆【PACKETSの上げ方】周波数は435.220MHz、モードはFMにします。ISSを使ったAPRS Packets通信と同様です。AGW-PE+UISSで行います。Toはこの衛星のCallsign「4X4HSL」Viaは空欄、送るPacketsはテキストに記述し、Beaconとして送出します。アップに成功すると1200bps BPSK 145.980MHzでTelemetryが下りて来ます。当Blogは降りて来ることのみの確認でデコードはしていません。詳しくはPY4ZBZ局のサイトをご覧ください。とても詳しく記述されています◆【失敗】当Blogは交付された14桁のASCIIのうちの1字を間違ってテキストに入力しPacketsとしてずっと上げていました。アップに成功してもCallsignとPointerが直ぐ地図に載る訳ではありません。管制局が衛星からデータを引き出して初めて載るのです。この操作は不定期のようで、なかなか載りません。忘れたころ載ります。それはそれとして、当Blogは1字間違って送っていた訳ですから地図にPointerが載った時、位置が間違っていました。当然です。それに気が付いたのは本日(5日)です。それはPY4ZBZ局が紹介しているEncoding Decoding計算シートを見て確認した結果です。付与されているASCIIcodeの経度部分をDecodingの計算式に入れて計算して見ると計算された結果は139.2975となり当Blogの経度と合っています◆【注意点】①以上のようなことから、ASCIIcodeは1字間違えたらたいへんなことになります。もちろん間違えた1字は普段まったく使うことのない1字(Shift+@)でしたから無理もありません。そんな字があることすら知りませんでした。PCを使い始めて以来使ったことはおそらくないでしょう。②管制局HPのマップはインターネットエクスプローラでは、ポインターを見ることが出来ません。Google Chromeで閲覧します。
③PY4ZBZ局が紹介しているシートを使って計算する方法は、じっくり見れば難しくありません。シートを再掲します。経度の計算方法を示します。小数点以下2桁で計算しましたから、結果のコードは違います。◇ポイントは、ASCIIcodeの対照の仕方、定数的な数字と91のべき乗で除算した余り(remainder)をそのまたべき乗で割り返して行くところです。余り数字の出し方は小数点以下の数字を抽出して、割った数を乗算すると出ます。+33するところがありますが、ASCIIcodeの33番目が「!」で重要な符号であることと、33番以下には対応する10進数がないことから来ていると思います。Decodingの方の計算式はまったく簡単です。付与されたコードを検算することが出来ます(JE9PELさんが10月5日のBlogで紹介しています)
This is JE1CVL Fumio Kuge
My Longitude colculated to ASCIIcode.
My Longitude is East 139°17′= 139.28
190463*(180+139.28)=60811026
60811026/91³=80 remainder 525346
525346/91²=63 remainder 3643
3643/91¹=40 remainder 3
Decimal ASCIIcode
80+33=113 ⇒ q
63+33= 96 ⇒ `
40+33= 73 ⇒ I
3+33= 36 ⇒ $
My compressed APRS packets's ASCII code
Long is 「q ` I $」
◆「ASCIIcode変換機」JA0CAWさんから教えていただきました。Tnx. ◇①変換エンジンのところを10進数にします②「変換前」に10進数を入れます③複数入れる時は半角空けます④下の右側「ASCII→文字列変換」をクリックします⑤「変換後」に結果が出ます。
◆以上で全貌になると思います。自身の備忘録としても書きましたが、JAのフラッグ(ポインター)が管制局のマップに多く載ると力強いですし「JA凄い」ということになりますので、ぜひ多くの局に実験して欲しいと思います。くれぐれもASCIIcodeを間違えないようにして…。(記述:終わり)
【MIC-E Converter】JE9PELさんがBlogで紹介しています。Tnx.◆「Encoder」の直訳は「符号器」ですが、緯度経度の数値を符号化するコンバーターなので、上記DUCHIFAT-1のEncodeの場合と共通する部分があると思います。DUCHIFAT-1のGSは当然このようなプログラムに基づいて符号化しているものと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます